人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

新・1万円札に「渋沢栄一」が。

2019-04-09 20:09:20 | 日記


家内がニュースを見て
「ねえ、例えばだけど100年後に新札が発行されるとして、昭和、平成の人物が
 登場するって、考えられます?」
「う~ん、ちょっと想像できないなア」

経済学者の土屋喬雄氏によれば、栄一が91年の生涯に携わった事業は500余り!!
社会福祉、教育などの社会公共事業が600余り!!

第一国立銀行・日本興業銀行・朝日生命保険・東京海上火災保険・東京ガス・東洋紡績・清水建設・
王子製紙・秩父せめんと・新日本製鐵(旧名で)・キリン・アサヒ・サッポロビール・帝国ホテルなど。

他にも東京商工会議所・東京証券取引所の設立など。
日本の近代産業のすべての分野に及んでいる。

非営利事業では
結核予防会・盲人福祉協会・聖路加国際病院など。

一橋大学・日本女子大学・東京女学館の設立にも関わった。

栄一の事業哲学は論語の中にある
「余りあるをもって人を救わんとすれば人を救うときなし」
経済活動で得た富を惜しみなく社会に還元した。
(渋沢家三代・佐野真一著)文春新書
掲載写真も同書から。

明治時代の日本人と昭和・平成時代の日本人の人物像の落差って、大きいと思いませんか。
小生の如き老耄が申すようなことではありませんが「欲」の違いが余りにも大きく、
どうして現代のような価値観になってしまったのか、学び直すきっかけになればと
思います。

手元には渋沢栄一関連は2冊しかありませんが再読してみたいと思います。

ただ韓国では、朝鮮で発行された紙幣に渋沢栄一の肖像が使用されていて、反発を呼んでいるようです。

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