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同年輩の方や先輩の方との雑談では、つい体調のことが話題に上がることが増えてまいりました。
家内に質問
「同窓会では最近どんな話題が多いの?」
「やっぱり体調のことが多いわヨ」
考えてみれば現役時代には(あちらが痛い、こちらが調子悪い)という話題は俎上に上がりませんでした。
「老い」を感じるのは自分より年齢の若い方の訃報葉書を頂く時や、話題で
「最近、膝の調子が悪くて散歩も大変よ」
「旅行でも出来るだけ歩く時間、距離の少ないのを選ぶよ」
内臓の調子が悪くて、というより膝の調子が悪くて、という話を頻繁に耳にすることが多くなりました。
会食などでも
「椅子席でお願いね」
最近はお座敷でも椅子席が増えて参りました。
小生も例外でなく、ここ数年前から低登山でも諦めています。
特に下山が苦手と申しますか膝に負担が大きく苦痛です。
人生、下り坂なのに下りが苦手とは!
平地であれば1~2時間程度なら大丈夫ですが・・・
意識して体重を少し落としましたら膝の痛みは特には意識しない程度に落ち着いています。
話、変わって篆刻作品で応募するときは、その時の時代を反映するような言葉を
出来るだけ選ぶようにしています。
江戸時代末期の儒学者・佐藤一斎の言誌四録に
「歩歩艱難」という熟語が出てきました。
この言誌四録での「歩歩艱難」は膝についてのことではありませんが
当にここ数年前から実感しています「膝」にピッタリでした!
文字は甲骨体で制作しています。
振り返ってみれば「膝」も長年の酷使に耐えてきたんですね。