自画像・作品展・筧忠治

2019-12-10 20:14:06 | 日記


先日は名古屋松坂屋美術館で院展を鑑賞しましたが、凄い人気ですね。
(なぜ、こんなに大勢の人が足を運ぶのだろう?)
と心の中で呟きました。

考えられることをそのまま記載すれば
*会場の広さが広すぎず狭すぎず、丁度いい。
 会場を回遊してもそんなに疲れない

*具象画風が多く、一般の人には理解し易い

*同人というレベルの方はコメントを添えられていて、絵に取り組む
 姿勢が分かる

*デパート内の美術館はご婦人方にとってちょっとお洒落して行くチャンスでもあり、
 万が一、作品展が期待外れでも売り場を回遊し、地下で美味を求める愉しみも
 あり、で。

などがまず考えられます。
最近はビックサイズの絵もあって中には500号を超す作品もありました。
(実は係員の方にそっと質問したんです。この作品は何号くらいですか、って)

でも世の中、平和だと実感しました。
人生に苦悩するような深刻な作品はなく、自然や動物を描いたり美の追求という
感じです。
鑑賞する人にホッとさせるような作品が大半です。
(素人の印象で専門家がご覧になれば全く違う印象かも知れません)

話題は変わって
愛知県・一宮市博物館で来年2月2日まで「筧忠治」(1908-2004)の自画像展が開催中です。
氏は愛知県一宮市生まれです。
 
掲載写真は1998年愛知県・刈谷市美術館でのPRポスターからです。
(一宮市博物館館内撮影禁止のため)
ご覧の如く鬼気迫る作品です。
自分を厳しく見つめる姿があります。
画風はレンブラントの影響もあるとされていますが。

作風というのは第二次大戦を経験した人とその時代を経験していない人の差もあるのかも
知れません。