日本基督教団中津教会

中津教会での出来事を書いていきます。

マタイによる福音書25:14-23 「神様からのおくりもの」

2012-06-12 22:37:45 | 説教
忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
                     マタイによる福音書25:21



  家のご主人が、旅をするに当たって、三人の僕を呼んで、それぞれにお金を渡しました。 一人には5タラント 一人には2タラント 一人には1タラントと。
 1タラントンは6000デナリ 
 1タラントンは6000万円 5タラントンは3億円となります。
一デナリを一万円として換算した場合です。 最も小さき働きをする者でも重要なものが預けられているのです。
 
 初めの人は、5タラントンを働かせて、ほかにもう5タラントン儲けました。2タラントンの人は行って、それで商売して、もう2タラントン儲けました。こうして5タラントンの人は、10タラントンになりました。2タラントンの人は4タラントンになりました。
1タラントンを預けられた人は、何もせずにそれを土の中に埋めてしまいました。
少ないから何も出来ないのでしょうか。
ノーベル平和賞をもらわれたマザーテレサの最後の持ち物は聖書とロザリオと一本のペンだけでした。(「こひつじたちのあいうえお」愛からはじまるキリスト教参照)
「もっとも貧しい人に仕える」をモットーに「死を待つ人の家」などの施設をつくりました。こうした大きなお働きを、持っている聖書に力づけられ、たった一本のペンで、世界中の人の心を動かす手紙を書いて成し遂げました。
 みんなの命は神様から頂いたおくりものです。その命は、土に埋めるようなものではないのです。みんなの命は周りの人々を幸福にする力に満ちています。「そのことに気づいてほしい」と神様は願って、私達に働きかけて下さっています。
 そして、愛という素敵な賜物をくださっているのです。人に分けて減るものではありません。分ければ分けるほど、大きな力となり、広がっていきます。 


神様から見たら、みなさんは、地上に輝く星です。その輝きを土に埋めないでください。
 愛の花を沢山咲かせて下さい。