日本基督教団中津教会

中津教会での出来事を書いていきます。

ルカによる福音書5:12-26 「いやすキリスト」

2023-02-15 10:03:26 | 説教

「イエスが手を差し伸べて その人に触れ」 ルカによる福音書5:13

 その差し伸べる手から、重い皮膚病の人に伝わったものは何でしょうか。もちろん、病を癒す力です。でも、それ以上に愛だったのではないでしょうか。

 主イエスは全く異なる姿勢を持って、この人に関わっています。敬虔で聖なる人は、律法をしっかり守って、汚れから遠い人という考え方がありました。
 しかし、主イエスは違っていました。愛のない宗教家のほとんどは、外側だけを装い、内面はどうだかわかりませんが、敬虔な人とされていました。
 しかし、真の神聖さは、外部からのいかなるものによっても汚されないという姿勢を主はとられ、疎外された人々にも関わっていかれました。
 そして、その人達を癒し、社会復帰させたのです。
 主は見捨てられた人々を見捨てず、その神聖さを私達に示しました。
  そのような、主イエスの愛が、重い皮膚病の人に示され、彼は癒されました。
 聖なる者となるのは、苦しんでいる人々に対して、神のごとく憐れみ深くなることに他なりません。
 確かに、私達はイエス様のように、病気を治す力を持っていないかもしれません。 私たちには、手を触れて誰かの病気を治す超能力的な力はないかもし
 れません。 又確かに私たちは、誰かが清いということを、社会的に認めさせる影響力はないかもしれません。しかし、手を差し伸べ、心に触れて、私に
 とってその人は清い、と受け入れることはできるのです。手を差し伸べ、触れて、誰かの存在を癒す力は、与えられているのです。
 イエス様は、私達なりに他者を愛することが出来るように、私達を清めて下さいます