日本基督教団中津教会

中津教会での出来事を書いていきます。

西洋音楽再発見!

2012-08-29 09:00:38 | 集会案内
   


大分古楽研究会主催
第13回古楽祭のご案内



                      日 時 2012年9月23日(日)午後1時開演

                      場 所 別府市中央公民館2階 入場 無料

                      演奏曲 パーセル 歌曲集より
                          Fairest Isle、Sweeter than Roses
                          ビウエラ、リュート独奏曲
                          グレゴリオ聖歌など

                      出 演 敬称略  

                          小川伊作 (ビウエラ 大分古楽研究会代表)
                          小野直子 (ソプラノ)
                          大北絵三子(チェンバロ)他  


ヨハネによる福音書7:40-52 「神からの真理」

2012-08-20 13:02:13 | 説教
我々の律法によれば、まず本人から事情を聞き、何をしたかを確かめたう
えでなければ、判決を下してはならない。

                  ヨハネによる福音書7:51

  権力者達は主イエスを捕らえようとして、下役達を遣わしました。ところが、下役達は主イエス
の教えに良心を動かされ、主イエスを捕らえることが出来ませんでした。主の教えは、まっすぐに人
の心に届きます。

   人の心を動かす力に満ちていました。
 下役達はその思いを権力者達に伝えました。
 主イエスを死刑にしようとして動き始めた、ユダヤのサンヒドリンと言う議会で一人だけ、そのこ
とに反対する議員がいました。その人の名前はニコデモと言います。51で、主イエスを有罪にする
ことに対する、ただ一人の反対者でありました。
3章において、ニコデモは夜に主イエスを訪問したことがあります。心に乾きを持ち、求める心を
この人は持っていたのです。そして、新しく生まれ変わりたいという気持ちを持っていました。そこ
で、勇気を持って、少数者となって、主イエスの側に立ったのであります。
 他の議員は、そんなニコデモのことを良く思いませんでした。そして、ニコデモに言います。「あ
なたもガリラヤ人なのか」と。これは軽蔑の言葉でありました。彼らは、エルサレムを救いの中心と
考えているのでしょうか。「貧しい民衆の多い、困窮を抱えた地域ガリラヤからは、神から遣わされ
てくる預言者は生まれない」と差別発言をするのであります。
 ガリラヤという辺境の地からは、良いものは生まれないというのです。又少数者の立場もそれと同
じであると言うのです。
ヨハネによる福音書7:38「わたしを信じる者は、聖書に書いているとおりその人の内から生き
た水が川となって流れ出るようになる」と書かれ、「乾いている人は誰でもわたしの所に来て飲みな
さい」と主は言われています。
  このみ言葉を聞いて思い浮かぶのは、砂漠でしょうか。乾いているという言葉がひっかかるのであ
ります。水がないと言う状況は不安・混乱・絶望・放棄をもたらします。そんなところで、主は泉と
なって下さり、私たちの魂に潤いをもたらすのみならず、周りの人々をも潤すことが出来るようにな
ると、おっしゃっておられます。
  ガリラヤの辺境の地と、エリートの道を歩んできたニコデモです。どうして対照的な2つのものが
ガリラヤという言葉でくくられているのでしょうか。不思議な思いを持つ人もいらっしゃるでしょう。
 私たちの国日本も、水道をひねると水が豊富に出てきます。でも、砂漠の経験をすることがありま
す。不安・混乱・絶望・放棄というものは私たちの根底をゆすっていきます。 ニコデモも議員であ
りましたが、そのことを痛烈に感じた人であったのではないでしょうか。
心に乾きを持ち、求める心を持っていたと考えます。
こんな砂漠にはオアシスはないとあきらめたらいけませんね。人間の判断でこの地から良いものは
生まれないと決めつけるのは不信仰であると思います。
 どんな人であっても、どんなところに住んでいても、どんな状況にあっても、
救い主イエスと交わる時、永遠の命に至る泉があり、周りの人を潤す泉があります。
 51節でニコデモは、真理である主イエスに聞き、何をしたかを確かめること
の大切さを訴えているのです。
  主が真理であられるのは、私たちを生かされる方であるからです。敵対者の心を動かす力があります。
ニコデモはのちに、アリアマタヤのヨセフと共に主イエスの遺体を引き取り、丁寧に葬るお手伝いをし
ました。老年期には、ニコデモはクリスチャンになったと言われています。
砂漠のガリラヤに泉が湧き、周りの人々を潤していく人になりました。自分には何も良いものはない、
多数者の指示がないし、状況も恵まれてないと思っていても
   大切なのは神様から真理を示されることですね。

きもちいいな

2012-08-20 12:30:36 | キリスト教保育
いかに幸いなことでしょう あなたによって勇気を出し 心に広い道を見ている人は。
                          詩編84:6



 夏が駆けだしました。夏を生きる力の源ととらえ、心も体も解き放ち みんなで、夏を楽しみましょう。
 今月の主題聖句は、「いかに幸いなことでしょう あなたによって勇気を出し 心に広い道を見ている人は」
で、旧約聖書の詩編84篇6節の言葉です。
 広い道とは、救いの道です。神様は私達に命を与え、素晴らしい出会いと恵みの体験へと導いて下さるという
ことです。この夏にこの導きがあることを信じて保育の業をなしていきたいと思います。
 日本の子ども達は、世界一テレビを見る時間が長く、さらにDVD、電子映像ゲームへの接触時間が加わっています。
 素敵な夏にテレビばかり見ているともったいないですね。子どもの心や体が育つ機会を奪わないようにしたいですね。
 子ども達は自分の言葉を持ち、話を聞いてもらい、気持ちを聞いて欲しいのです。相手を認めることの上手な大人に
よって、こどもは育ちます。このことは幼児にかぎらず、人間すべてに、必要なことなのかもしれません。
 又感覚で楽しめるものが無限にある外遊びに出かけて、気づいたこと、考えたことなど
分かち合いの時をもつことも大切です。
 夏には楽しい体験が出来るチャンスが沢山あります。
 そのチャンスを逃さないようにしたいですね。 自然は大人も子どもも解き放っていきます。

  そうした環境での自然な交わりは、人間関係を豊かにします。
 たとえば、川遊びです。水に触れていると心も和みます。子どもと楽しむ大人も、昔の原風景を思い起こし、
子ども達も追体験することで絆が深まっていきます。
 幼い頃の楽しい思い出は、その後の人生の途上で苦しいことに出会っても、それを乗り越える大きな力になります。
 神の導きを信じつつ、夏をみなさんで楽しみましょう
 

マザーテレサの祈り 
1975年、ノーベル平和賞の授賞式のインタビューで 
「世界平和のために私達は、何をしたらいいでしょうか?」と尋ねられ、
その答えは、「家に帰って後家族を大切にしてあげてください」でした。
 わたし達の一番身近にあるものに目をむけること心をこめることなのでしょう。
 世界平和の実現は、わたし達のすぐそばにあることなんですね。

マタイによる福音書5:9 「平和を実現する人々」

2012-08-20 12:02:41 | 説教
平和を実現する人々は、幸いである、その人達は神の子と呼ばれる。
                                   マタイによる福音書5:9


 8月6日は広島に、8月9日には長崎に原子爆弾が落とされた日です。今から67年前の出来事でした。
 第7代広島平和記念館館長 高橋昭博館長が、新聞のインタビューで答えていました。
広島に原爆が落ちた時、ちょうど、校庭にいたそうです。中学生でした。
 爆心地から1.4km離れたところです。爆風で10メートル吹き飛ばされました。
気がつくと 皮がめくれ肉がむきだしになっている人 内蔵が飛び出している人
大やけどをしている人がいました。
 地獄のような光景の中、川へ向かって逃げました。途中で友だちに会いますが、足の裏がやけどして、
皮がめくれて赤身が出ているので、歩けないのです。はって逃げるように一緒に励ましながら一緒に逃げていたら、
親戚に出会い、助けてもらいました。
 助けられた友だちもお家に帰れましたが、早いうちになくなりました。
 高橋さん自身も、放射能の影響とみられる病気になりました。
 原子爆弾による被害は、高熱 破壊 放射能です。
 熱は6000度の太陽2個分だと、井上ひさしさんは言います。
 放射能は細胞のDNAを傷つけていきます。
 遺伝子(DNA)とは何でしょう?
 細胞分裂の命令を出すところです。DNAに傷がつくと、異常な細胞をつくります。
 この世界から核兵器がなくなることを願います
 イエス様は、平和の君と言われています。
 源氏物語に出てくる光源氏は、光の君と言われていました。とてもかっこよくて、頭がよくて、女性がたくさん
まわりにいました。男の人にも人気がありました。
 イエス様は、どうにもならない苦しみを抱えたたくさんの人々に囲まれ、彼らの苦しみを負われました。
 異なる人々をも受け入れ、大切にされました。そしてご自身の命を捧げられました。
 イエス様はその交わりの中心に原子爆弾を置かれませんでした。又武力も兵隊ももたれませんでした。
 ただ、神の愛をつらぬかれました。
 原子爆弾は平和を実現する力はなく、へたをすると、人類の生存を脅かします。
 イエス様の平和の輪の中にいることを大切にしましょう。イエス様の愛の力が働く時に
平和を実現する者に生まれ変われるのです。そこに、思いやりや優しさが生まれます。
平和を実現するイエス様こそが、私達の力の源です。
 もしも戦争になったら、みんなは戦争に行きますか。
 「僕は断る 断れないないなら逃げる」と答えられるかもしれません。
しかし、「 戦争になって政府の目がひかりはじめたら、逃げられません。当時は軍部に反対する
ことの出来ない世の中でした」と、高橋さんは言われました。
 そして、「そんな時代がこないように、私は語り続ける」と。