日本基督教団中津教会

中津教会での出来事を書いていきます。

ルカによる福音書2:1-20 「キリストの降誕」

2019-12-27 10:38:48 | フォトギャラリー

あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。                    

                                                                                        ルカによる福音書2:12

 

 イエス様はベツレヘムというところでお生まれになられました。ベツレヘムとはパンの家という意味があります。飢えた人を養う救い主としてお生まれになったのであります。

 その主イエスがお生まれになったところはベツレヘムのお城や御殿ではありませんでした。又王女からお生まれになったのではありません。

 ユダヤ人は一つの民族ですが、その中で部族に分かれています。どの部族が何人いるのかを把握するため、部族の町に言って登録します。ヨセフはダビデを生み出したベニヤミン族。ベニヤミン族の町、ベツレヘムに行かなければなりません。婚約者のマリヤは妊婦です。そんな中で旅をしなければなりません。しかも宿屋はいっぱいでした。

 家畜小屋しか空いていません。でも、そんな状況の中で救いの出来事が起こります。

 主イエスは家畜小屋でお生まれになられ、飼い葉桶に寝かされていました。

それが一つのしるしとされていることは意味深いことであります。

 しるしという言葉はセーメイオンというギリシャ語が使われております。目印・合図・サインと訳することが出来ます。又特徴を持つ目立った行為とも訳されます。

 偉大な出来事を見る前兆 より深い霊的な意味を指し示すサインです。

 その意味をキャツチすることが大切です。

 野球でもサインを見逃さないことが大切です。多くのものが心を奪いがちです。クリスマスのサインを見失うことがないようにしたいですね

「飼い葉桶」は家畜が餌を食べる時に用いるものですが、養い育てるという命の働きのイメージを持っています。

 

 天使は「飼葉桶の中に寝ている赤ん坊を探してこい」と羊飼いに命じます。それによってクリスマスがどういう出来事なのか分かるというのです。

 主イエスは何ももたずに裸でお生まれになられました。一緒にいるだけで羊飼いは喜びに満たされたのです。神様が共にいてくださることが、うれしい出来事だったのです。

 クリスマスは心を感じ、心を配る日です。

 共に生きることの喜びを神様は下さいました。それこそが嬰児からのプレゼントです。

 人々との交わりを大切にしたいと思います。共に生きることは不思議な奇跡です。心が慰められ、支えられるからです。