前の記事はこちら RoboCupJunior Rescue Line – Rules 2020 その5
NEW 4.5.7 An additional multiplier will be awarded for the rescue kit placed completely inside an evacuation point, as such:
● Level one + carrying rescue kit: x1.1
● Level one + not carrying rescue kit: x1.3
● Level two + carrying rescue kit: x1.2
● Level two + not carrying rescue kit: x1.6
避難場所に完全に配置されたレスキューキットに対して、追加の係数が付与されます。
●レベル1 +レスキューキットを最初からロボットに設置:x1.1
●レベル1 +レスキューキットを経路に配置:x1.3
●レベル2 +レスキューキットを最初からロボットに設置:x1.2
●レベル2 +レスキューキットを経路に配置:x1.6
こんな感じでしょうかねぇ。
運んできたレスキューキットを救助区域の中の避難場所に格納できた場合に、新たに係数が与えられてやっぱり掛け算で得点が増えます。
レスキューキットは、最初からロボットに搭載する方法と、途中で拾う方法のどちらかを選べるのですが・・・勿論、途中で拾う方が難易度も高く、その分係数も大きくなり得点も期待できます。(まさにハイリスクハイリターンですね 笑)
NEW 4.5.7 When a lack of progress occurs between checkpoints (or checkpoint and exit) containing an evacuation zone, 0.025 for level one / 0.05 for level two will be deducted from each of the obtained multiplier (however multipliers will not be less than 1).
救助区域を含むチェックポイント(またはチェックポイントと出口)の区間で競技進捗停止になると、レベル1は0.025 /レベル2は0.05が、取得した掛け算の係数のそれぞれから差し引かれます(ただし乗数は1未満にはなりません )。
※まず、項番が重複しているのが気になります!
「それぞれから」というのが、みそです。
一応、競技進行停止の時の係数の計算は forum に書かれているので、参考にしてください。
さて、せっかく一発逆転の掛け算の得点ですが・・・競技進行停止をしてしまうと、係数の数値がどんどん小さくなってしまいます。
例えば、レベル1で、銀、黒の被災者を救助すると 係数は 1.2×1.2=1.44ですね。ただ、救助区域を含む区間で競技進行停止を1回すると・・・ 1.175×1.175=1.380625になってしまいます。競技進行停止を4回すると、1.1×1.1=1.21になります。(ただし、係数は1.0よりも小さくはならない)
これは、レスキューキットの配置成功で得られた係数にも影響するようです。
レベル1の場合は、被災者救助の係数が1.2なので、競技進行停止を8回以上すると、被災者救助の掛け算の係数が1.0になってしまいます。
同様にレベル2の場合でも、被災者救助の係数が1.4なので、競技進行停止を8回以上すると、係数は1.0になってしまいます。
ということで、被災者救助の係数は競技進行停止の8回分ということですね。(笑)
(競技全体の競技進行停止の数ではなく、避難区域を含んだチェックポイント区間での競技進行停止の数です。集計係は計算が難しいですねぇ)
レスキューキットの配布は、競技進行停止の12回分のようです。(簡単な方では4回分)
(極力)競技競技進行停止をしないようなロボットを作りましょう・・・ね!