ずっと放置していた・・・
レスキューAの2012年ルールの日本語版を読んでみました。
私の解釈との違う部分だけ列挙しておきます。
1.5.1 瓦礫
日本語版:これらの瓦礫はアリーナ、通路、傾斜路に置くことが出来る。
つっこみ:原文では「may be located in the Orange or Red Zones or in Hallways and the Ramp.」と書かれているので、yellow zone(1つ目の部屋)には瓦礫を置けないのではないでしょうか?
まあ、そもそもYellow zone、orange zone、red zone の定義が(現在では)明確で無い・・・というのが問題ですけど・・・
1.5.3 障害物
日本語版:障害物はアリーナに置くことができる(但し、通路や傾斜路には置かない)。
つっこみ:上と同様に、障害物もyellow zone(1つ目の部屋)には置けないのではないでしょうか?
2.2.1 ロボットの組み立て
日本語版:(下記2.4 を参照)
つっこみ:原文では「(see section 2.5. below)」と書かれているので、「2.5を参照」ではないのでしょうか?
それとも、原文が違っているので、正しいのは2.4章だよ・・・ということで、あえて原文と異なる内容にしたのでしょうか?
2.4章が検査で、2.5章が違反(検査の結果)なので、どちらも正解かなぁ・・・と思うのですが・・・
3.3.4 プレマッピング
日本語版:この時、アリーナや被災者の情報をロボットに入力することは認められない。
つっこみ:原文には「not for pre-mapping of the arena and/or victim location.」と書かれているのですが・・・日本語版はちょっと表現がアバウトではないでしょうか?
アリーナや被災者の情報をいれてはいけない・・・じゃあ、アリーナの情報って何? 被災者の情報って何?
部屋の中の情報(黒線がどのように設置されているか、障害物の位置)や被災者の置かれる場所や避難場所の位置など・・・これらをあらかじめプログラムの中に組み込んではダメですよ。 ということなんじゃないかなぁ。
で、このプレマッピング禁止・・・言うは易し・・・です。
プレマッピングの定義を明確にしておかないと、なんかもめそうです。
チームメンバーがコースを見て
「あのコースだと、障害物回避は右側の方が有利だから、障害物回避プログラムは右側のヤツを組み込んでおこう」というのは、プレマッピング?
「あそこのギャップでハズレそうだなあ、でもそのまま先の壁にぶつかったら左に行けばギャップの先のカーブで戻れそうだ・・・よし、ギャップの後に壁にぶつかったら左に回転するプログラムを入れておこう」というのは、プレマッピング?
「レッドゾーンの避難場所があそこの位置なら・・・缶を持ち上げてから、壁に沿って右に行けばすぐに避難場所に着くハズ」というのは、プレマッピング?
いかがでしょうか?
・・・プレマッピングとは、黒線が書かれたタイルの並びについてプログラムに組み込むこと・・・
つまり「部屋に入ったら、直進30cm、右に90度回転、直進30cm、直進30cm、左に90度回転、直進してタッチセンサーが障害物を感知したら障害物回避プログラムに切り替えて・・・」というのを禁止しているのだと思うのですが・・・・