小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

昨今の就活に想う

2011年12月04日 | 社会戯評
学卒の就職率が、約6割程度であると謂われている。いやはや、大変な時代である。戦後間もなく、何度か、大学は出たければ、、、、という悲壮な就職難の時代があり、特に、繊維産業華やかなりし頃、当時は、屑のように謂われていた商社に、仕方なく就職した人が、30年も経て、今や、左団扇であることを、誰が、予想し得たであろうか?或いは、一流企業に、就社出来たからと謂って、朝刊を見て、初めて、一部上場企業の自分の会社が、倒産したことを知る羽目になるとは、、、、これも、又、現実の出来事である。それでも、今の若い人達は、英語も習い、貿易実務の基礎専門用語も、勉強し、日経新聞を熟読玩味し、スマホを駆使し、就活情報に、1秒でも早く、アクセスし、ツィッターで、つぶやき、フェースブックで、SNSで、友達の輪を拡げ、、、、、、と、全く、アナログだった自分たちの若い頃とは、様変わりである。何にも知らずに、ただ、ただ、本を読み、ジャズ音楽を聴き、酒に酔い、やりたい放題に、暴れ回っていた若者が、逆に、分別がましい大人に、なってしまったのは、実に、皮肉である。ドラフト会議で、初志貫徹とばかりに、交渉を蹴った若者は、何故、そんなつまらないことに、こだわるのであろうか?まずは、「石の上にも3年」ではないが、社会というムショの掟に、どっぷり浸かって、色々なことを教えて貰い、学ぶことが、先決ではないだろうか?想えば、「学ぶことを学ぶ」場が、地域・家庭・会社の組織ではないかと、ふと、想い起こされる。それにしても、今や、同じ机を並べた日本人だけはなく、海外の日本語を話す外国人までもが、競争相手となると、それは、それで、大変だが、逆に、外国語で議論できる日本人も、確かに、これからは、海外で、必要・不可欠な人材であることに、変わりはない。This is a pen よりも、俳句を英語で、勉強した方が、面白いのではないだろうか?それにしても、大変な時代である。



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