小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

STUXNETベースの新たなマルウェアーDUQUの出現

2011年12月03日 | 社会戯評
サイバー・ウォーの中で、又、新たな特定の標的のみをターゲットにして攻撃する産業制御システムの改竄を狙いとする新たなマルウェアーが、出てきたと謂われている。山本権兵衛内閣での汚職で、歴史の教科書で習ったドイツのシーメンス社の提供するイランの核関連施設であるウラン濃縮遠心分離器の生産制御システムを改竄し、核開発を遅延させたものであると謂われている。むろん、イスラエルのモサド辺りが、これまでのイラク、シリア核施設の空爆での実績(対空防衛能力の無力化)同様、事前に、綿密に、仕組まれたサイバー攻撃の一種であろうと想像される。但し、これが、やっかいなのは、いつ何時、「両刃の刃」に、転化するとは、限らないことである。真に、「矛と盾」である。チーズをくすねようとする鼠(ウィルス)でも、この鼠は、ある種の特定の種類のチーズを目標にしか、食いつかないそうである。何とも、厄な代物である。国際ハッカー集団のアノニマスに、公開目標として国際的にリスト・アップされたBP, Bayer、そして、TEPCO(東京電力)等の他にも、最近、攻撃された軍事産業、並びに、関連企業のシステムの情報漏洩のみならず、今度は、生産制御システム自身にも、潜り込み、改竄、暴発させてしまう可能性を有するようになると、もう、これは、謀略とか、情報漏洩とか謂う段階のものではなく、「目に見えない戦争」そのものが、知らないところで、実際に、現在進行形で、行われている可能性があるということを意味している。ネットから、隔離されていたシステムも、たった1本のUSBメモリーで、(この辺は、いまにも、アナログであるが)感染したあるPCが、システム全体を暴走させるという、何とも、恐ろしい兵器である。しかも、格安の開発費ですむのである。便利さの裏で、北朝鮮のゲリラ工作員による原発施設攻撃を心配するだけでなく、こうしたサイバー攻撃をも、想定しなければいけなくなった訳である。日本でも、ホワイト・ハッカーが、対サイバー戦争の最前線で、リクルートされているのだろうか?もっとも、コンピューターだけでは、何とも、信用できない御仁には、最後の頼みの綱である人間自身が、中国の新幹線だけではなくて、居眠りや、メールを運転手がやっていたとなると、もう、何を信用したら良いか、分からなくなってしまうのは、実に、困ったことである。


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