ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

夜半の雪

2016-12-26 04:21:28 | その他






夜半の雪 夢のかたへに 餅を置く     夢詩香






*ちょっときつい内容が続いたので、今日はやさしいものを選んでみました。クリスマスは過ぎましたが、楽しく過ごせましたか。

子供たちはプレゼントをもらえましたか。サンタクロースはいないなどと、高をくくってはいけませんよ。サンタは本当にいるのです。赤い服を着ていたり白いひげをはやしているわけではありませんが、あの人がいることを、心のどこかで知っているから、人は愛する人にプレゼントをしたくなるのです。

夜半に雪が降っている。子供たちは眠っている。その夢の傍らに、甘い餅のようなプレゼントを置いてやる。そういうことは、親の楽しみでもあります。

クリスマスが近くなると、おもちゃ屋さんがにぎわいますね。近頃流行りの、ぎすぎすとがったロボットの人形や、訳の分からないカードのセットなんかは、大人ならちょっと考えてしまうが、子供が喜ぶと思ったら、財布とにらめっこしながらも、買ってしまう人はいるでしょう。

ああいうガラクタのようなものに、夢中になれるのは子供の特権なのです。それでいいのですよ。そんなものが、子供の心に入って、息づいてくると、いつかとてもいいものが、心の中に育ってくるのです。

無駄だと思えるものも無駄ではない。この世界にあるものは、つまらないものでも痛いものでも、どこかに必ず、神が隠した不思議な意味がある。それを捕まえて、いろいろなことをして、遊んで、豊かに心を育てていくのが、人間存在の生きる楽しみでもあるのです。

人間には、人間の大きさに合った、生き方があるのです。それを十分に生かして、夢多い人生を生きていきましょう。







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