しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

私が鞆の浦に行きたかったのは、埋立・架橋でによるバイパス建設問題の現場を確認したかったからです

2014-03-19 19:47:37 | Weblog

 ともみんバスを降りると、そこには瀬戸内海の見事な景色がありました。

 

 弁天島と仙酔島が見えます。ちょうど鞆の浦と仙酔島を結ぶ平成いろは丸という舟が来ました。昭和9年に瀬戸内海国立公園の一部に指定され、これらの島は瀬戸内海国立公園の切手にもなっています。

 そして、窓からの景色が素晴らしいとされる福禅寺対潮楼に行きました。

 

 中に入ると、素晴らしい眺めが広がります。トップと下の写真です。

 

 江戸時代の朝鮮通信使が「日東第一形勝」と感動したのもわかります。確かに、額縁におさまる絵のようです。トップの写真にも「日東第一形勝」と書かれています。

 ここ、鞆の浦で、宮崎駿男監督が「崖の上のポニョ」の構想を練ったとの説もあるようです。

 鞆の浦は歴史ある港です。江戸時代から存続しているとされるのが、下の雁木です。

 

 ちょうど着物のカップルが通りかかり、いい感じです。

 鞆港は現役の港です。船が繋留されていました。江戸時代には、白い蔵が一面に立っていたのでしょう。

 

 そして、最も有名なのは、下の常夜燈でしょう。

 

 

 1859年(安政6年)に建造されたそうです。常夜燈はもうひとつあったそうですが、明治15年の水害で無くなったそうです。

 常夜燈の後ろに橋がかかるとしたら?

 刀を差している方は、坂本龍馬さんらしいです。

 鞆港は、古代から潮待ちの港だったそうです。満ち潮で港に入り、引き潮、満ち潮、その次の引き潮で港から出ていったそうです。
 そうした事が学べる歴史民俗資料館が山の上にあります。

 そこからの眺めも素晴らしいです。

 

 

 鞆は、古くからの街です。なので、確かに道は狭いです。この部分にバイバスをとの考えは、30年前からあるようです。一時は、港の一部を埋め立て、架橋するということで、埋立免許申請が出されました。それに対し、鞆の浦の景観が失われるとして、差し止め訴訟が提起されます。2009年10月1日、広島地方裁判所は差し止めを認める判決を出します。それから、住民協議会が開催され、今も話し合いは継続しているようです。

 私は全くの部外者(単なる観光客)ですが、この景観は残してほしいと思いました。山側にトンネルを掘るという案もあるようです。いずれにせよ、じっくり話し合い、地元に最も利益のある、解決を模索してほしいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3月9日、わさみんバスで鞆... | トップ | 広島県福山市鞆は、古い街並... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事