休日でありました。
ジョギングしたり、畑の世話をしたり、そして音楽に読書・・・。まだ先のこととはいえ、定年退職したらこういう生活になるんやろうなぁと思いつつ、のんびりしておりました。
クラシック音楽を聴くということは、閉じこもることが多くなるということ、家人は心配して買い物などに出来るだけ僕を連れ出そうとします。
まあ、家の中にこもってばかりにならぬよう、毎朝6㎞のジョギングをしているんだけれどなぁ・・・・。
さて、今日は室内楽曲です。
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 作品30の2
■演奏:シャンドール・ヴェーグ(Vn)、アンドラーシュ・シフ(Pf)
■録音:1983年12月 ザルツブルク・モーツァルテウム DECCA原盤でタワー・レコード・ヴィンテージ・コレクション盤として再発されたもの。
ベートーヴェンのハ短調は凝集力が強く緊迫感に満ちた音楽になる。
このヴァイオリン・ソナタが書かれたのは、あのハイリゲンシュタット。ベートーヴェンが耳疾の絶望の中で書いた強靱な音楽・・・・というのが第1楽章だろう。しかもベートーヴェン得意のアレグロ・コン・ブリオ。悲壮感漂う中にも、強い精神力が聴き取れる音楽と思う。
第2楽章は安らぎ。慰めの音楽。
ベートーヴェンは哀しみと絶望の中でこんなに美しい音楽を書いたのか、と涙がこぼれる思い。ああ、アダージョ・カンタービレのベートーヴェンは、切なく悲しく歌う。
第3楽章は簡素なスケルツォ。サッパリとした味わいになるのは、ヴェーグのヴァイオリンのなせるわざかも。
フィナーレはアレグロ。軽快だが中身は濃い。
後半2つの楽章は、前半の孤高の表現から比べると、肩の力が抜けている感じがする。
演奏はヴェーグの貫禄が味わえるもの。録音当時78歳とはとても思えない矍鑠たるマナー。ヴァイオリンの音色が少し硬くとがっているようにきこえるのは、録音のせいかな。
シフのピアノはヴェーグを支えることに徹して慎ましいのだが、ここぞでのフォルティシモは研ぎ澄まされた鋭利な感じで、しかも実に美しい。
録音はやや硬めです。
ピアノの音はまずまずよく録れていると思いますが、ヴァイオリンがオンマイクで高音がややきつく感じます。定位と奥行き感は上々です。
この録音、デジタル初期特有の硬さ・高音のきつさが感じられて、少し残念な気がします。
あの頃はそうだったですねえ・・・。
しかし演奏はとても良いのです。復刻・廉価盤化してくれたタワー・レコードには感謝したいと思います。
ジョギングしたり、畑の世話をしたり、そして音楽に読書・・・。まだ先のこととはいえ、定年退職したらこういう生活になるんやろうなぁと思いつつ、のんびりしておりました。
クラシック音楽を聴くということは、閉じこもることが多くなるということ、家人は心配して買い物などに出来るだけ僕を連れ出そうとします。
まあ、家の中にこもってばかりにならぬよう、毎朝6㎞のジョギングをしているんだけれどなぁ・・・・。
さて、今日は室内楽曲です。
■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 作品30の2
■演奏:シャンドール・ヴェーグ(Vn)、アンドラーシュ・シフ(Pf)
■録音:1983年12月 ザルツブルク・モーツァルテウム DECCA原盤でタワー・レコード・ヴィンテージ・コレクション盤として再発されたもの。
ベートーヴェンのハ短調は凝集力が強く緊迫感に満ちた音楽になる。
このヴァイオリン・ソナタが書かれたのは、あのハイリゲンシュタット。ベートーヴェンが耳疾の絶望の中で書いた強靱な音楽・・・・というのが第1楽章だろう。しかもベートーヴェン得意のアレグロ・コン・ブリオ。悲壮感漂う中にも、強い精神力が聴き取れる音楽と思う。
第2楽章は安らぎ。慰めの音楽。
ベートーヴェンは哀しみと絶望の中でこんなに美しい音楽を書いたのか、と涙がこぼれる思い。ああ、アダージョ・カンタービレのベートーヴェンは、切なく悲しく歌う。
第3楽章は簡素なスケルツォ。サッパリとした味わいになるのは、ヴェーグのヴァイオリンのなせるわざかも。
フィナーレはアレグロ。軽快だが中身は濃い。
後半2つの楽章は、前半の孤高の表現から比べると、肩の力が抜けている感じがする。
演奏はヴェーグの貫禄が味わえるもの。録音当時78歳とはとても思えない矍鑠たるマナー。ヴァイオリンの音色が少し硬くとがっているようにきこえるのは、録音のせいかな。
シフのピアノはヴェーグを支えることに徹して慎ましいのだが、ここぞでのフォルティシモは研ぎ澄まされた鋭利な感じで、しかも実に美しい。
録音はやや硬めです。
ピアノの音はまずまずよく録れていると思いますが、ヴァイオリンがオンマイクで高音がややきつく感じます。定位と奥行き感は上々です。
この録音、デジタル初期特有の硬さ・高音のきつさが感じられて、少し残念な気がします。
あの頃はそうだったですねえ・・・。
しかし演奏はとても良いのです。復刻・廉価盤化してくれたタワー・レコードには感謝したいと思います。
このソナタは私も大好きです。
ベートーヴェンらしいという点ではヴァイオリンソナタ中イチバンでは?
シフとヴェーヴの録音は持ってませんが
よく聴くのはシェリングとヘブラーの温かみのある録音と
クレーメルとアルゲリッチの丁々発止としたやり合いです。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタは、好んで聴いております。ふだん聴いているのはスークとパネンカの録音ですが、全集があるとなにかと便利ですね。若い頃の颯爽とした曲、中期の力強い充実、晩年の木漏れ日のような幸福感など、どれも魅力的です。
スケールの大きさに悲壮感や緊迫感を併せ持つ第7番は、たいへん魅力的な音楽ですね。私も大好きです。
これは良い曲ですね。時々取り出しては聴いております。
木曽のあばら屋さんはシェリング盤ですか。僕もLPで全集を持っています。5枚組1万円の大作ですが中古ショップで購入したのを覚えています。発売当時、録音が良いと評判だったです。
クレーメルのもスゴイですよね。アルゲリッチが全然引きません、ものね・・・。
シランの花、満開です。白い花の方も咲きました。やはり四国は暖地なんですね。菜園の野菜苗の生育も今のところ順調です。
TB有り難うございました。ヨセフ・スークもいいヴァイオリニストですよね。この人のバッハの無伴奏ソナや&パルティータも良かったです。
西条もええとこですよ。数年前迄、愛媛県には通い詰めでした。現在居住している尼崎は気さくで便利だけれど、環境がねぇ・・・
ワタシはグリュミオー/ハスキルの演奏が好きです。
優雅な生活といっても、四国伊予西条はなぁんもないですから、様々な刺激には不足してます。あ、でも水は旨いですから(「うちぬき」です)、飲みに来てください。しかもタダですし(笑)。
と言いつつも、林さんのようにドンドンCDを処分して身軽になっている・・・これが僕には出来ません。アカンですねえ。物欲は尽きませんし、せっかく入手したものを手放すことも出来ません。アカンですねえ。「断捨離」にはほど遠いです・・・・。