クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

「ピノック・プロムナード・コンサート」 ピノック/イングリッシュ・コンサート

2007年11月22日 06時07分36秒 | 管弦楽曲
寒くなりました。冬の陽気です。

今日もトレヴァー・ピノックを聴いています。

アルバムのタイトルは「ピノック・プロムナード・コンサート」。
バロック名曲集ですな。
演奏はトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサート。
1984年3月~1985年1月、ロンドンのヘンリーウッドホールやアビイロード・スタジオでの録音。アルヒーフ原盤。
国内盤は特別価格3,000円。1986年発売当時は、3,500円以上がCDの標準価格だったから・・・・昔は高かったんです。

演奏は、実に爽やかで楽しいバロック。
古楽器の爽快な響きは全く心地よく、よく弾むリズムとしなやかな旋律線とが美しく融合した演奏でもある。
何より、演奏する喜びが聴き手に伝わってくるのがイイ。

「パッヘルベルのカノン」は速めのテンポでスッキリとした演奏。
ジーグは喜び一杯の表現で気持ちいい。

「ヴィヴァルディのシンフォニア ト長調 RV149」は溌剌とした演奏で、これも喜びに満ちた表現。

「アルビノーニのオーボエ協奏曲 OP9の2」も名演。オーボエ独奏のデイヴィッド・ライヒェンバーグはセンスの良い演奏。装飾音も適度。イングリッシュ・コンサートはアンサンブルもよく、流麗に歌ってゆく。好演。名曲。
これ、アルビノーニの代表作と僕は確信しているが、特に第2楽章はいつ聴いても絶品の美しさ、はかなさ、哀愁、余情・・・たまらない魅力。

「パーセルのシャコンヌ ト短調」は荘重さよりも若々しさを押し出した感じ。テンポも速く、実に快適。若葉の季節のような涼やかな風が吹いてくる感じ。

「ヘンデルのシンフォニア(シバの女王の入城)」も同様、スッキリした響きで、胸がすーっとする。ソーダ水のような風味。

録音は今聴いても上々。良好であります。
ややクールな音のとり方とは思いますが、爽快さがよくでていると思います。
このCDケース、タスキがシールなんです。
昔は、丁寧にシール貼りでした。



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