(本頁は「鳥海山・初夏のお花畑。前編。」の続きです。)
そうこうしているうちに御浜神社に到着。
ここまで来ると鳥海山本体の姿は扇子森の陰になり、見えなくなるが、
右側眼下には鳥の海と鍋森がセットで見えるようになる。
御浜からの鳥の海と鍋森の眺め
鳥の海はまだ雪で覆われたままだが、手前の斜面には花がびっしり咲いていた。
御浜からの鳥の海の眺め
この付近は花の種類も多く、ついつい長逗留してしまう。
まずはミヤマキンバイから。
ミヤマキンバイ
ミヤマキンポウゲ ホソバノイワベンケイ
チングルマも。
チングルマとイワカガミ
イワカガミ単体
ヒナザクラ
イワイチョウ ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)
キバナノコマノツメ
七月の覇者、ニッコウキスゲがさかんと蕾を伸ばしていたが、一足早く咲いたのもいくつか見かけた。
他にも準備中の花たち。
チョウカイアザミの蕾 ヨツバシオガマの蕾
ハイマツの花
盛夏の主役たち。
丸い葉はトウゲブキ ハクサンシャジン
この日、当初は七高山山頂かその手前まで行って引き返すつもりだったが、
花の撮影に没頭していたら、長坂道稜線と御浜に二時間も逗留してしまった。
その間に雲が湧いて来て、鳥海山本体はさっぱり見えなくなった。
よって今回は御田ヶ原まで行って昼飯を食べ、引き返すことにした(結局、稜線上には三時間以上居た)。
この日の稜線上はほとんど無風でポカポカ暖かく、岩棚の上で昼寝をしている登山者も複数見かけた。
扇子森山頂から笙ヶ岳方面を望む。
扇子森山頂から御田ヶ原の方を望む。奥に見えるのは千畳ヶ原と月山森。
御田ヶ原の構造土地形。
この付近で数は多くないが、ミヤマウスユキソウも咲いている。
御田ヶ原のハクサンイチゲはまだ初々しかった。
今日はここまで。
以上。
高山植物には綺麗な花を咲かせるものがいろいろ有りますが、ハイマツは多くの山で高山植物の代表とも言えます。
その割に写す人はあまり居ませんが、初夏の頃、咲く花にはときどきハッとしますね。
独特の赤紫の花なんですね。
山で花の写真を撮っていますと、あっという間に時間が過ぎてしまいますね。
一緒に写真を撮っているかのように、楽しい時間を味わせていただきました。
今頃の時期は毎年のように御浜や御田ヶ原まで行ってるのですが、天候がすぐに変わったり(晴れていても強風が吹いたりとか)、花の咲き具合がイマイチということが多かったです。
今回はその両方の面でうまく行ったケースではないかと思ってます。
好い岩のベッドも見つけましたので、来年以降はいよいよ稜線で昼寝しようと思ってます。
鳥海山のお花の数々に、うっとりしました。
スゴイですね~@@
お花畑を堪能させて頂きました。
ありがとうございます。