このお山、雪割草のシーズンは山の名を伏せるのが慣例のようだ。
今回もそれに従ってみたが、来年はどうしようか迷っている。
例年ならば、この山の雪割草は
四月十日以降に見頃を迎えているが、今年は季節の推移がとても早い。
たぶんもう咲いてるだろうと、3月28日に行ってみた。
ミスミソウ
朝に見たとある山
南側のメイン登山道から入ろうとクルマを進めたが、林道に入った途端に、倒木や落枝が道を塞いでいた。
しかたなく、入口の林道が広くなったスペースにクルマを停め、スギ林の中をテクテク歩く。
落枝
フキノトウ
従来の登山口駐車場付近には残雪があったが、そこから先の登山道は山頂まで雪が無かった。
登り始めてすぐ、椿がいっぱい咲いてみごとだった。
ユキバタツバキ
ユキバタツバキの落花
この椿は当初ユキツバキかなと思ったが、或る方からユキバタツバキと教えられた。
ヤブツバキとユキツバキとの中間雑種との位置づけだ。
シュンランはまだ初々しかった。
シュンラン
トリケラトプスのようなシナノキの大木に遭遇。
猿渡りの鉄梯子
鉄梯子の上から来し方を見下ろす。
キクバオウレンとヤブコウジ
キクバオウレン
登山道はずっと急だが、よく整備されている。
オウレンが出てくると雪割草も多く見かけるようになったが、
朝、上る時はまだ花を閉じたものばかりだった。
よって雪割草の子細は下山時、後編で報告させて頂く。
急坂を登ると、巨大な松の木と岩が立ちはだかり、右奥の方に人影が見えた。
それは紫衣の石仏だった。
石仏の向かいに這うような松の大木
山頂が近づくと、オオイワウチワが現れ出すが、花は咲き出したばかり。
山頂間近で見たマルバマンサク。
山頂から庄内平野方面を望む。
山頂から鳥海山を望む。
「後編」へ続く。
以上。
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