(本頁は「初夏の鳥海山お花畑・中編」の続きです。)
扇子森の山頂(1759m)から御田ヶ原にかけては、鳥海山本体の眺めが好く、花も多い。
その割に人が少ないのは、皆、この場所を足早に通り過ぎて行くからだろう。
人混みの嫌いな私はいつもここで昼飯を食べ、ゆっくり休むようにしている。
なお今回の鳥海山登山はここで終了、そのまま引き返すこととする。
途中の花や風景の撮影に没頭していたら、あっという間に時間が経ってしまった。
今回は花が目的だが、ここより先、高い場所で新しい種類はほとんど望めないだろう。
扇子森山頂から鳥海山本体を望む。
扇子森山頂から千畳ヶ原方面を望む。
ハクサンイチゲとホソバイワベンケイ
ハクサンイチゲとミヤマキンバイ
扇子森にはエーデルワイスのような姿の花、ミヤマウスユキソウが生育する。
ミヤマウスユキソウ
ミヤマウスユキソウの小群生
今回、鳥海山で見た他の花たち。
下山しながら、撮って行ったので、高所から始める。
キバナノコマノツメ
オオバキスミレ
ミヤマハンノキ
このスゲは何だろう。
チョウカイフスマ
チョウカイフスマは一個だけ咲いていた。
ヒナザクラ
アオノツガザクラ
イワカガミ(チングルマ、ハクサンイチゲも混生)
ミヤマキンポウゲ
生育中のヨツバシオガマ
生育中のハクサンシャジンとトウゲブキ(丸い葉)
下山時の雪渓。
時おり、ガスが出て、その時だけは涼しかったが、
先が見えなくなり、心細かった。
以下は雪渓よりも低所、鉾立近くで見た花。
アカモノ
ウラジロヨウラク
ミヤマカラマツ
ナナカマド
稲倉岳は鳥海山の北側に突き出した支峰で1554m。
鉾立から奈曾渓谷越しに聳えているが、早朝はもろ逆光になるため、見えにくい。
今日は御浜と下山時、鉾立まで降りてから眺めた。
下山時、鉾立から稲倉岳を望む。
この山は現在、夏道が無いため、登頂は困難。
もっぱら積雪時に登られているようだ。
以上。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます