(本頁は「今年(2023年)の漢字、まずは『水』。」の続きです。)
今年の秋田は暑かったです。どれくらい暑かったかと言うと・・・
9月3日のNHKニュースを引用してみます。
『秋田市では、この8月、35度以上の猛暑日となったのは13回と、
気象台が記録を取り始めた1882年以降最も多くなるなど、
記録づくめの暑さとなりました。
県内の気温などをとりまとめる秋田地方気象台のデータによりますと、
秋田市では8月、観測史上初めてすべての日の最高気温が30度以上となりました。
さらに、35度以上の猛暑日となったのは13回と、1999年の9回を上回り、
統計を取り始めた1882年以降最も多くなりました。
また、猛暑日が記録された年をまとめたところ、
1882年からの100年間で猛暑日を観測した年は2割程度でしたが、
ことしを含めたこの10年間でみると、8割で猛暑日を記録し大幅に増えています。
このほか、8月23日に秋田市で最高気温が38.5度と、秋田市の観測史上最も高くなったほか、
8月31日には横手市で県内の観測史上で最も高い39.2度を観測するなど、
記録的な暑さ・・・』とのこと。
(´π`;)なんか「記録」という文字と数字のオンパレードになりましたが、
個人的に特に『暑』を感じたエピソードは次のふたつ、
鳥海湖が干上がりそうになった件と
暑い最中での横手実家の草刈りでした。
添付の記事は、9月7日の秋田魁新報の切り抜きです。
8月の少雨と猛暑が原因のようですが、これはショックでした。
翌8日、自らの目で確かめるべく、鳥海山に登山しました。
間近で見た鳥海湖は野球場のようになっておりました。
登山の詳細は↓のブログにて報告いたしております。
「鳥の海は干上がるのか。1(2023年9月8日)」
「鳥の海は干上がるのか。2(2023年9月8日)」
最終的にはその後、少し雨が降り、初雪もまあまあ早かったので鳥海湖が干上がるには至りませんでしたが、
9月下旬には雪がさっぱり見えない鳥海山になっておりました。
上写真は9月23日、山麓の猿倉から見た姿ですが、
私自身、鳥海山を、60年間も眺めていて、9月に全く雪の無い、黒い鳥海山を見たのは初めてでした。
それだけ今年の『暑』はひどかったんですね。
黒い鳥海山の詳細は↓のブログにて報告いたしております。
「黒い鳥海山(2023年9月23日)」
また高温障害で今年の秋、秋田の山はさっぱり紅葉しませんでした。(T_T)
『暑』に関するもうひとつのエピソードは暑い最中での横手実家の草刈りでした。
今年の夏は7月に雨が多く、その後、8,9月は記録的な猛暑続きでしたので、
草の生長速度、密度も凄まじかったです。
ここで言う草とはメヒシバやエノコログサなどのイネ科植物(グラース)でした。
これらはC4植物でもあり、熱帯サバンナのグラースと同様、
暑くなればなるほど光合成が盛んとなっていくらで生い茂る性質を持っております。
また困ったことに、このタイプの草には除草剤がほとんど効かないのです。
茎の繊維が草刈り機の刃に絡まり、すぐに回転が止まるので、
草刈り作業はなかなか捗りませんでした。
炎天下での立ち仕事は山登りよりもしんどく、熱中症寸前になりました。
9月11日、草刈り前の実家屋敷
10月13日、草刈り終了後の実家屋敷
そういう最中、突然現れた草刈り画伯にはおおいに助けられました。
草刈り画伯の御姿
草刈りの模様は、↓のブログなどで報告しております。
「猛烈な残暑の中で草刈り(2023年9月11日)」
以上。
「みっつ目の漢字」へ続く。
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