(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)
青森には公私の用事でときどき行くが、岩木山が上から下までスッキリ見えたことは殆どなかった。
今回は珍しくスッキリ見える日に当たった。欲を言えば、もう少し雪が多く残っていればよかったが、
まずは全容が見れて嬉しかった。
斯様に岩木山は形が良く、下から眺めるだけでも十分なのだが、
今は特産種のミチノクコザクラが咲く季節。さすがにこの花は下からは見えない。
折角なので登ってみることにする( (´π`;)偶々、クルマに山道具を積んでいた)。
津軽岩木スカイラインの有る南西側に廻り込むと山の形が大きく変わる。
スカイラインは比較的なだらかな左側の斜面を走っている。
津軽岩木スカイラインのゲート付近より望む。支峰の鳥海山が前面に躍り出ている。
八合目駐車場より山頂を仰ぐ。
八合目まではクルマ、さらにその先はリフトと、今回は文明の利器をフル活用しているので、
登山とは言えないかもしれないが、最後の登りはけっこうしんどかった。
また風も強かった。煽られて危うく転倒するほどだった。
歩き出してすぐ。山頂を望む。
岩木山頂への最後の登り リフト駅(鳥海山)や鳳鳴ヒュッテを見下ろす。
岩木山山頂
北には津軽平野と日本海。
東側、八甲田山は雲に覆われ、見えなかったが、南にどっしりした山が見えた。
向白神岳(1250m)だろうか。
岩木山で見た花たち
ミヤマキンバイ ミヤマガラシ
登山道を歩く限りではめぼしい花は、上の二種類くらい(他にはハクサンチドリの蕾が少々)。
特産種のミチノクコザクラは少しだけ有ったが、花は古くなっていた。
岩木山は他の高山と較べると高山植物の種類がとても少なく感じたが、
それは独立峰であり、高山帯の面積も小さいことから致し方ないのかもしれない。
それでもミチノクコザクラは心残りなので、もしやと思い、帰りに百沢コースを少しだけ下ってみた。
種蒔苗代
すると・・・
新鮮なものがけっこう有るではないか。
ミチノクコザクラ
帰りに鳥海山の火口壁をよく見たら、
イワウメの他にナガバツガザクラ、イワヒゲなども混じっている。
イワウメはあちこちに張り付いていた。
こちらは・・・
ナガバツガザクラ
危なっかしい場所なので深入りは出来なかったが、いい花を見せてもらった
とお岩木山に感謝。
以上。
ミチノクコザクラ はるか昔に岩木山に見に行ったことがあります。
残雪の上を歩いて・・・
とても懐かしく思い出しました。ピエロ
岩木山は文明の利器を使えば、あっという間に登れる山ですね。
当時(2015年)はまだ現役のサラリーマンだったので、経費は惜しまず使って登りましたが、
リタイヤ年金生活者になってからはこんな贅沢はできません。
かといって下からテクテク歩くほどの気力体力もなく、
岩木山は私にとっては眺めるだけの山になりそうです。
綺麗な山容と周りの景色は忘れかけた懐かしい感覚が
甦ります。
厳しい冬を乗り越えたご褒美でしょうか。
記事に感謝します。