ニリンソウは群生する性質がある。秋田や近県で見かけた群生シーンを紹介させて頂く。
2022/04/28 男鹿半島にて。
2022/04/28 男鹿半島にて。
2017/05/04 雫石町にて。
2019/04/28 深浦町にて。
ウィキペディアによると、
ニリンソウ(二輪草、学名: Anemone flaccida)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。春山を代表する花のひとつ。
【特徴】深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。
3-6月に、白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。
まれに1輪や3輪のものもある[1]。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。別名が、「フクベラ・ガショウソウ」。
【分布と生育環境】東アジア(樺太、朝鮮、中国(北部・東北地方)、ウスリー地方、日本)に分布する。
日本では北海道、本州、四国、九州に分布し、主に湿潤な山地の林床や周辺部に生育する。
とあった。
花のアップ。
2019/04/28 深浦町にて。
2016/04/27 八峰町にて。
こちらのニリンソウは花付きが好く、三輪草や四輪草になるものが多い。
また花の直径は大きく、2.5センチくらいのものが多かった。
2015/05/01 七座山にて。
2015/05/01 七座山にて。エンレイソウが混生している。
ニリンソウは近縁のキクザキイチゲ、アズマイチゲ、ユリ科のカタクリと同様、
スプリングエフェメラル(春の妖精)の一種だ。
花が終ると、ご覧のように、葉が枯れ出す。六月以降は完全に枯れ、休眠に入る。
2008/05/08 七座山にて。
岩手で奇妙なニリンソウに出会った。
このタイプのニリンソウは「ミドリニリンソウ」と呼ばれ、変種扱いされることもあるが、
単なる先祖返り、或いはマイコプラズマの感染のせいで生ずるとも言われる。
どれが正しいのか私にはわからない。
2011/05/12 九戸村にて。
次のニリンソウ?は栃木県奥日光で見かけたものだ。
2015/05/18
花の径は1センチ程度と小さく、一個しか付かないものが多かった。
茎は匍匐する傾向があり、草丈は10センチ程度と低かった。
近縁のサンリンソウ Anemone stolonifera かなとも思ったが、茎葉に葉柄が見当たらなかった。
facebookにアップしたところ、
植物に詳しい友人たちから、いろいろご意見が出たが、
結局、ニリンソウの花数が少なく(一輪しかつかない)全体小型のタイプと落ち着いた。
ところが、その後、栃木県在住の友人から、
奥日光のほぼ同じ場所で撮ったというサンリンソウの写真を送ってもらった。
となると、このニリンソウ?はいったい何なのか。
暫定だが、ニリンソウとサンリンソウの雑種、「2.5輪草」とさせて頂くことにした。
以上。
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