新型コロナウィルス感染拡大防止のための外出自粛が続いております。
本記事は2016年の五月連休時の記録をブログ用にリメイクしたものです。
今年の大型連休はたまには都市型(?)の観光をしたいという家人の願いもあり、仙台に行ってみた。
仙台の天候はイマイチ、街巡りにも飽いたタイミングを見計らい、
5月2日、以前から気になっていた野草園に立ち寄ってみた。
いつもは山で見ている花たちをここでは低地に植栽されたものを見るのだが、
秋田やその近隣の山では見られない種類も有るようでそれらの花たちとの出会いも楽しみだ。
ちょうどシロヤシオ(ゴヨウツツジ)が盛りでその咲き様には感動した。
この花は太平洋側の要素なので秋田では見られない。
昨年五月、日光を訪ねた時もこの花がいっぱい咲いてたのを思い出す。
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)
愛子様のお印にもなっている花。宮城県以南に分布と聞く
(厳密には岩手秋田県境の奥羽山系にも有ると聞くが、登山道の無い山域なので実質見ることは叶わない)。
ホソバシャクナゲ
こちらは東海地方に分布するシャクナゲなので、この花も秋田には無い。
ついでヤブレガサとイカリソウ
ヤブレガサ イカリソウ
イカリソウ
意外かもしれないが、どちらも秋田にはほとんど無いか皆無の花。
イカリソウの仲間は東北では、太平洋側南部がイカリソウ Epimedium grandiflorum var. thunbergianum 、
北部と日本海側がキバナイカリソウ Epimedium koreanum と綺麗に住み分けしている。
こちらは
日本海側、太平洋側に関係なく、野生ではなかなかお目にかかれなくなった花。
クマガイソウ
この二種類も秋田では野生を見た記憶が無い。
クリンソウ サクラソウ
スギナが煩いが、文句は言うまい。
サクラソウ
ちょうどサクラソウは園芸品種の展示会期間中だった。
おやっ。この花は。
エンコウソウ(猿候草) Caltha palustris var. enkoso
「猿候」とはテナガザルのことらしい。
次頁に出てくるリュウキンカとはだいぶ印象が違う。
「五月の野草園」巡り(2)」に続く。