困った猫の置き土産

子供の時から実家では犬を始めとして、小鳥や魚などの小動物を飼っていたことから、大の動物好きである。ただ、猫だけは例外で、どちらかと言えば、余り良い印象をもっていない。
飼っていた小鳥や魚が猫に襲われ、餌食にされてしまったことが理由である。ただし、追い払うほど嫌いと言う訳ではない。

ところが最近、我が家に不法侵入する猫には困り果てていて、撃退策を講じなくてはならなくなった。
その訳は、庭の花壇に残されていく猫からの置き土産、フンである。

花壇の一部が軒下にあるため雨が当たらず、常に乾燥していて砂場状態になっている。ここが気に入っているようで、頻繁に訪れては置き土産である。今日は芝生のど真ん中にもフンを発見、危うく踏みつけるところだった。
それに小便のおまけもあるようで、実に臭い。

野良猫か飼い猫か犯人は分からない。ただ、野良猫らしき猫は一度も見かけたことはないし、野良猫ならわざわざ住宅街の庭に出没することもないだろう。
一方、近所で飼われている猫が自宅周辺を歩き回っている姿を目撃している。飼い猫でも家の出入りを自由にさせている家庭もあるようだが、あれは猫エイズの問題もさることながら、周囲に迷惑である。

いずれにしても、早急に撃退しなければならない。その内、芝生や花壇の植物が枯れ出す恐れがある。
猫が嫌がるという忌避剤があるが、あれは人間にとってもあまり良い臭いではない。さてどうすべきか、対策に頭を悩ませている。