538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

逃走車

2013-02-26 23:21:51 | 洋画
を見てきた。
「ワイルド・スピード」のポール・ウォーカー主演の
クルマ映画と言うことでほぼ間違いなく安心して見られるかと
言うのが一つの理由

もう一つの理由は全編クルマの中からの視点で作られてる
と言う新しいカメラワークの映画と言うのはどんなものなのか

ン~~?これってどうなんだろう
確かにね斬新なんだよね
オープニングからクライマックスのカーチェイスの映像
運転してるウォーカーの顔を捉えてる映像
彼の目線でフロントガラス越しの道路が走る映像
ウォーカーがリアウィンドウを見ると
リアウィンドウ越しにサイレン鳴らして追いかけてくるパトカー

追われるクルマと追うパトカーを俯瞰で捉える映像はないので
フロントウィンドウ越しに疾走感を感じるだけでスピードを
お客さんは感じなければなんないわけで

ってかタイトルクレジットが終わると
車内カメラから正面を歩いてきてクルマに乗り込むウォーカー
彼自身クルマから出るシーンはこれ以降
車内から出てきた猿轡と手を縛られた女の猿轡を外そうとした時だけ
後はクルマから最後まで出ることがないのでねぇ

巻き込まれタイプの映画ではありますが
追われるようになって、身を隠すためにクルマの塗装を変更するのだけど
何色に変わったかってのは走行してる自分のクルマが
ビルのガラスに写った姿を車内カメラから映して赤とわかるような
アイデァはいいけどアイデァ負けして
ストーリーというかアクション映画としても
全体的に膨らみがないかなぁ

第一最初っから何色のクルマだったかこっちにはまるでわからなかった
ってラストシーンのクルマがこのクルマだったのか
そうラストでクルマを見せる時だけ撮影カメラは車外からなのね

85分くらいしかない映画でしたけど見てる分には厭きないけど
やっぱカーアクション映画として見るならば
車内カメラという設定がアイデァ倒れだった感が否めない
と思ったのは、私だけ?

舞台が南アフリカのヨハネスブルグなので
クルマは右ハンドルの左側通行
主人公はアメリカ人だから最初は運転に戸惑うところがあったり
治安の悪い国ということで、窓外は強面の黒人お兄様たちとか
チビッコ悪ガキとかねぇ、チラチラ治安の悪さを見せてるけど
最強最悪のワルは最高治安権力ってのがステレオタイプなんだよね

2013年製作、アメリカ、南アフリカ合作映画
ポール・ウォーカー製作・主演
ムクンダ・マイケル・デュウィル脚本・監督作品