538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

夜明けのゾンビ

2013-02-14 02:23:07 | 洋画
これも"シッチェス映画祭"の1本
邦題の「夜明けのゾンビ」というタイトルからしてウエスタンっぽい
それもハリウッドの明るく楽しい西部劇じゃなくてねぇ
マカロニウエスタンが似合う邦題がそそるよね

ゾンビは正統派ゾンビでしたねぇ緩慢に動き人を喰う奴らが
西部の荒野をこれでもかって歩いてるのが
西部劇と言っても南北戦争が終わった1865年がこの映画の舞台

七つの海を渡って世界中にゾンビが蔓延とか主人公の日記に書かれてると言うことは
明治維新を迎えたばっかりの日本では横浜辺りから全国に蔓延していったと言うことでしょうか
日本は日本刀で、首チョンパでのゾンビ退治に大わらわのことでしたでしょうね

なんか主人公がスッキリしねぇしねぇグズグズウジウジで
尺が113分もあるのにねぇグダグダとは言わないけども冗漫な映画だった
もう少しシノップスにテンポと言うかリズミ感を持たせてメリハリつけると
グダグダな中盤は眠くならなくてよかったんだけどね
南軍の生き残りの将軍が抗体を持つ人間を探すため
生きてる人間を手当たり次第拉致監禁してゾンビに咬ませて
抗体の有無を調べてるところに

主人公たちが助けに来るけど主人公は逃げるときに被弾しちゃって
魔女と言う人に助けてもらう
こういう自分の経験を日記に克明に記載していくのか
あれやこれや書ためてるけど

先祖が日記を読んでる訳だけど、奥さんと子供はゾンビに喰われ
彼が二人の始末つけたのに
そして身内の家族を無くしてるのが映画自体を冗漫にしてるんだけど
はてさてどうやって子孫が繋がっていったのか

そんな疑問もシノップスでちゃんと明かしてくれてるし
ゾンビになった理由もしっかり説明してくれてるけど

ラストの決闘シーンは西部劇と言うことでしょうか
割りとゾンビの造型はしっかり作られていたねぇ

日記の章だてで物語がすすむのでづが
ナレーションの映像はアニメで表現したりと
低予算を逆手に取って映画作ってるのはよーくわかるのですが
もうちょっとテンポよく作れなかったかな

2011製作、アメリカ映画
ジョン・ゲデス脚本・監督作品
ディー・ウォーレス、ビル・モーズリイ、スティーヴン・マクハティ、
ジョーダン・ヘイズ出演
ブライアン・コックス ナレーション