538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

マーサ、あるいはマーシー・メイ

2013-02-24 23:40:47 | 洋画
なんだか不思議な邦題ではありますが
映画を見ると大変よくできた邦題だったということがわかる

主人公は20歳くらいのお姉ちゃん
あるカルト集団で2年生活していたが、そこを脱出して
疎遠だった姉の別荘に逃げ込む
そこでの2週間の物語ですが

姉のところの生活と過去のカルト集団との生活が
シンクロしつつ102分の尺で語られていきます
彼女の名前がマーサ、
カルト集団で彼女はマーシー・メイと呼ばれていた
ということで邦題は何となく映画の流れを説明していたのね

でヒロインのマーサを演じてるエリザベス・オルセンがいいンだなぁ
フライヤーのコピー の
「無防備なエロスを発散させ、少女のような愛らしさ
と大人の女の魅惑的な表情を見事に演じわけ」
とあるように新人さんとは思えない見事な存在感

肉体的にもちょっと太目ですかねぇ
同年代のジェニファー・ローレンスを初めてスクリーンで
見たときと同じくらいの太さでしょうか
そういやジェニファーさんの映画も見なきゃねぇ

ってか、アメリカの女優さんオールヌードも厭ってないけど
監督さんが意図したのかバストトップは見せてくれてない
日本のレートもRー12ではありますが
ちょい強烈なファックシーンも数回出てくる

吹いたのは眠れないと新婚早々の姉夫婦がハァハァしてるベッドに
スーッと滑り込んで寝ちゃうところ
ってかカルトではリーダーに後ろから攻められていた
マーシー・メイでしたしカルトじゃなんでもないシチュエーション
だったとうかがわせるシーンだったのか

カルト集団に彼女が何故入信したのかは全然語られていないのだけど
カルト集団は前半では自給自足の牧歌的な集団に見えるけど
後半では泥棒もするし、押し入った家で見つかれば
コロシもしちゃうという狂気な面を意図的に見せてくれてるのね

そんなカルト集団から逃げてきたものの
あまりにも集団生活が彼女の精神に与えた影響力が強くて
所謂社会生活に適合しきれない彼女に
姉夫婦も病院に入れようとするところで
えもいわれぬ恐怖の映像で映画は突然終わっちゃう

ってネタばれしてませんよね
うんダイジョブ、大丈夫です

2011年製作、アメリカ映画
ショーン・ダーキン脚本・監督作品
エリザベス・オルセン、サラ・ポールソン 、ジョン・ホークス 、
ヒュー・ダンシー 、ブラディ・コーベット出演