538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

恐怖ノ黒電話

2013-02-13 22:48:53 | 洋画
2月8日にDVDリリースされた"シッチェス映画祭"
ファンタスティックセレクションの1本
サスペンスホラー映画と言うことですが、ある種のホラー要素はありましたが
今様のホラー映画とは一線を画していた気がする映画でして
驚かされとか脅かされることがないのは製作者側の意図か

離婚して新しい人生を始めるために古くさいアパートに越してきた
主人公マリー、彼女の新居には古くさいダイアル式の電話器が置かれている
ある夜その電話がリーンリーンと鳴る

今では懐かしい電話のベル音である
いいよね何となくベルの音に癒されたりするのよね
今時のスマホや携帯でも呼び出し音をベルの音に設定できるけども
所謂デジタルで作られてる音だから
ベルの音に質感自体がちょっと違うのよね

しかしその電話は1979年という過去からの通話だった
最初はイタズラかと主人公は思うけど
観客もまさか過去からとは思ってんしねぇ

その電話の相手側がほのめかした通りに彼女の眼前に起こり
また彼女の回りの人たちも存在が全くなかったりしてね
更に離婚した夫がストーカー化してつきまとったり
孤立無援の彼女の唯一の味方はジョンという先生なんだけど
彼と一夜を共にした感覚が彼女の肉体にも残ってるのに
実は過去に死んでたらしく墓まで存在してて

この彼氏を演じてるのがTVドラマ「トゥルー・ブラッド」で
主役のイケメンヴァンパイアを演じているスティーヴン・モイヤー
この人このアメリカTVドラマシリーズ共演がきっかけで
アンナ・パキンと結婚しちゃったイギリスの役者さん
ってか主役のお姉ちゃんなんだけど「トワイライト」シリーズで
これまたヴァンパイア演じてた人だよねぇ

過去からの恐怖ノ電話と現在の自分に害なすストーカーまで
ちゃんと結末つけてしまうナイスな展開に拍手

全体的に画面画質が暗いのは演出かと思ってましたが
見終わってイギリス映画だとわかって
なるほどと納得

2011年製作、イギリス映画
セルジオ・カシー脚本、 マシュー・パークヒル監督作品
ラシェル・ルフェーブル、スティーヴン・モイヤー主演