538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ドルフ・ラングレン ダブル・トリガー

2013-02-05 22:59:51 | 洋画
2月6日にDVDリリースされた日本未公開映画
天気予報によると明日は大雪だとか殆どのメディアが喧伝してるので
明日は巣籠もりを決め込もうと
GEOさんから新作5本1Kのセットレンタルの万全策を

早速ネームバリューからラングレンのDVDから鑑賞に
それにしてもトランスワールドはトレーラーを22分もいれちゃいけないよね
悪名高アルバトロス系のDVDだって17分前後だぜぃ

原題は「Stash House」ということで
信託銀行の危機管理職の男と獣医の夫婦が
抵当物件となってる高機能セキュリティ完備の豪邸を手にいれる
が、若い夫婦が愛情を確かめようと激しく壁を背に抱き合った途端に
壁の中に隠された大量のヘロインを見つける
で、警察に届けようとした矢先に男たちに突然襲われて

要塞みたいな家に立て籠り襲撃から身を守る
そんな襲撃側の一人にラングレン
若い夫婦が襲われるまでが長いンだけど
外部との連絡が取れない孤立無援の状況を丁寧に描いている訳でして
多少伏線が張られているにはいるけども

それが映画としてのリズムを崩しちゃってるし
ラングレンが確かに徒手空拳の普通の社会人を襲うわけだから
最初からかなうわきゃないやン
一体どうやってこの危機を夫婦は凌ぐんやねぇ
っていう興味だけで最後まで見るっきゃない映画
90分の尺で十分だよなぁ緊迫感ないし

でも、犯人たちの目的もヘロインじゃなかったりして
ストーリーも一応サスペンス映画らしく二転三転するんだけどね
ラングレンも普通の殺し屋でしかなくて
せめてラングレンのキャラをもっと怪物ラングレンにしてくれたら
ラングレンのイメージキャラにおんぶもだっこもしてない分
あんま面白い映画になってなかったのは残念

2012年製作、アメリカ映画
エドワルド・ロドリゲス監督作品
ショーン・ハリス、ブリアナ・エヴィガン、ドルフ・ラングレン出演

0線の女狼群

2013-02-05 01:37:03 | 邦画
チャンネルNECOの新東宝映画の2本目は
小畑絹子さん主演の「線(ライン)シリーズ」の1本
1960年製作のモノクロシネマスコープ作品

シネスコということはそれなりに集客が見込める作品なのでしょうかね
いなか暮らしに退屈して東京に一人でてきた主人公
上野で売春組織の男に騙されてそのまま拉致されて
売春婦に堕ちていき、そこから逃れようともがく姿を描いた映画

「毒婦高橋お伝」に引き続いて、こちらの映画でも
表向きは商事会社、裏の顔は売春組織のボスに丹波哲郎さん
この映画でも冷酷な役ですが
お伝でも階段から突き落とされて死んじゃうけど
こっちでもラストビルのレッジを伝って逃げるんだけど
下から女郎たちに怒りの石つぶてを投げられて
電線の上に落下感電墜落死でしたが、彼の存在感無くしてこの映画の存在無し

小畑さんは家出みたいに東京に出てくるのですが
この時代って皆東京にでて来たのは集団就職の時代ですよね
売春婦は違法で逮捕されるってのは
売春防止法に触れちゃってる訳でしょうか
東京タワーもできてるし、売防法も成立してた訳か
だから映画としても「ラインシリーズ」が成立するわけやねぇ

しかし、小畑さん一体どこから拳銃を手にいれたのやら
クライマックスでいきなり拳銃を取り出すんだものねぇ
いやビックリ

にしても小畑さんって清純派なイメージしかないんだけど
こんな映画に主演してたのね!
新東宝さんって扇情的な映画に看板女優を出演させているわけで
そういった節操のなさで映画を製作していくポリシーがいいよね

1960年製作、新東宝作品
三輪彰脚本・監督作品
小畑絹子、丹波哲郎、寺島達郎、大原譲二出演