みかんの部屋

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三菱スピーカー(試作品)の試聴会に参加しました。

2016-10-08 16:00:00 | オーディオ
三菱スピーカー(試作品)の試聴会をネットで知り、参加することにしました。
自分の参加日時は 10月07日17:00~17:40 でした。


ここ1~2年のオーディオ界の大きな話題として、パナソニックのテクニクスブランド
再立上げのニュースがありましたが、これは他社にとっても影響するものが少なからず
あったのではないでしょうか。
ヤマハから新旗艦スピーカーNS-5000が登場したり、今回三菱からも新技術の粋を
集めたようなブックシェルフ型の発表があるなど、緩やかながらある一定の動きが感じられます。

ところでキャリアの長いマニアであれば、三菱と聞けばほぼ反射的に業務用2S-305の
型番が思いだされるのではないでしょうか。
NHKに納入され、一部の高級マニアからも支持された同機は当時のマニアにとって
垂涎の的でした。当時ダイヤトーンのブランド名は一般社会にも浸透していたと記憶します。

ただこのような動きが今後オーディオ界の力強い本流となるかどうかは、不景気な現状では
やはりユーザー側からどの程度の支持が得られるかにかかっていると思いますが、さて?

 
新技術の粋を集めたブックシェルフ型の試作SP。

実際に実物と対面すると、ブックシェルフとはいうものの、かなりの大きさを感じます。
ズシッと重そうだな~という印象を受けます。
ウーファー、トゥイーターの振動板は新素材で出来ていて、照明光を受けキラキラと
しています。そして実際に音出し。ものすごくハイスピードな音。

 
前面。横方向にCDPやプリなどが置かれている。   背面。大きなバスレフポートが見える。

非常に反応の速い音の出かたをしますね。試聴室内が可なりデッドに調整されているためか
オーケストラなどでは結果としてややキツイ音に感じてしまう面がありました。
ステレオサウンド社の特製CDは比較的聴きやすい高音質という印象。
また同じ演奏のハイレゾ音源二種はレートの高い方が圧倒的にほぐれた表現となります。
情報量の差を的確に描きわける力量には抜群のものが有りそうです。
全体として透明感の高さが半端ない、という印象を受けました。
最終的な音の追い込みはまだまだこれからだというお話でしたが期待が持てそうです。
ただ価格的には一台50万~はしそうで、気軽に買うというワケにはいかないようです(^^;

 
SPの中間に置かれた大型真空管パワーアンプ。    アンプの背面を見る。

スピーカー自体が優れているのはもちろんですが、これだけ高度な音を
出すには、やはり接続している機器類のレベルも大いに関係があるでしょう。
合計価格ウン百万円でしょうか(ため息)。
  CDP:マランツ SA-11
  プリ:ジェフ・ローランド
  パワー:海外真空管式。KT-150×8本使用?
       価格的にも超弩級だろうなあ、という印象でした(^^;


試作SPの説明を行う開発主幹氏。

今回の試作スピーカーの解説を担当された開発主幹氏は淡々と熱意をこめて?
説明されていました。予定時間を5分オーバー。
かなり金のかかった手抜きのない作りになっているようでこれは本気だなと感じました。
自分も関心を持ちましたが、すでに何台かスピーカーがあるので実際の購入は無理ですが(^^;

最後に本体色というか、仕上げはピアノ・ブラックのみだそうです。木目とかも人気があるん
ですけど、いろいろ試してみてピアノ・ブラックが一番音が良かったので決めたとのことです。

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