みかんの部屋

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『Audio Accessory』誌主催の視聴会。

2016-03-16 16:00:00 | オーディオ
3月12日(土)に新富町ON&ONにて行われた
『Audio Accessory』誌主催のオーディオ視聴会に参加しました。

単なる無知というか、まあ自分は知らなかったんですが、新富町にあるON&ONって
あのディナウディオ社(デンマークのスピーカーメーカー)の日本における拠点なのでした。
同社のスピーカーはもちろんですが、あまり実物を見ることのないATOLL社や
MOON社の製品も勢ぞろいして展示されていました。

 
左側ラックにはAA社(独)のプリメイン二種。    右側はMOON社(加)のCDP、プリ、メイン。

まずトップバッターはディナウディオ X44(外側の白いトールボーイ)。
ペア正価650,000円。
日本初お披露目の最新機種ということでした。真っ白なので、こういう色調の
スピーカーが欲しい人には良いでしょうね。もちろん木目調も用意されます。
音はディナウディオらしい真っ当なバランスで、キメの細かさもかなり出ますし
バリバリ鳴らしても問題ありません。というか普通の家でこんな音量出したら隣家から、
いやそれ以前に家族から怒鳴られること必定でしょう(^^;
この音で65万円なら本格的オーディオのスピーカーとして買ってもよい価格だと思います。
というか、これ以上は予算はあってないような泥沼の世界に足を踏み入れることになります。
まあオーディオに関心のない人だったら65万円はとんでもなく高価に感じるでしょうけど、
本格オーディオの世界に関心がある方ならば選択肢に入れるべきスピーカーだとは言えます。
これだけのクォリティであればひとまずは安心して長期間の愛用が可能と思われます。
上を見ればキリがないですしね。
もちろん音調の好みというものはあるので、その辺の確認は必要ですけど。
以前のフォーカスシリーズに代わる位置づけの商品だということです。
組み合わせているCDPやセパレートアンプはカナダの高級オーディオメーカー、MOON社の製品。
X44の高水準の出音にしっかり貢献している感じでした。

 
アクースティック・アーツ社のアンプ二種。     VOXCA社のアナログプレーヤー&MOONのCDP。

SAEC社が用意した新素材銅線を採用した電源ケーブル3種。
どの程度の違いがあるのか割と興味がありましたが、けっこう違いが出ていました。
当然ながら高くて太い物に換えるたびに良くなっていきますが、
価格もちょっとした~かなりの機器が買えるくらいのレベルになっていきます。
なので金廻りの良い人は別にして、自分のような貧乏人はあまり深入りはしない方が良いかも。
というか深入りしたくても出来ましぇん~(TT
あと、カートリッジのリード線セット(4本1組/1万円)の紹介がありました。
わずか2cmくらいの線材の交換でカートリッジの音は変わるのか?
自分には違いが良く解らなかったような気がしました(TT
使用したアナログプレーヤーはVOXCA社の6万円の品。
付属カートリッジはオーディオテクニカ社の入門クラスのものだそうです。

次はドイツの高級アンプメーカー、アクースティック・アーツ社の入門的製品です。
プリメインアンプが二機種。
このメーカーの本領は、本来ウン百万円のセパレートアンプの領域にあるわけですが
ラインアップがそれだけではさすがに新たな顧客を広く呼び込むのはちょっと困難です。
なので気軽に同社の製品に触れてほしいという思いから企画されたエントリーモデルです。
そうは言っても安いモデルでも67万円、高いモデルでは120万円ですから、やっぱり
貧乏人の懐具合なんて知っちゃいないというオーラがそこはかとなく漂っている気が(^^;
音は流石に評判通り、透明感のある清潔な感じの良い音が出ていました。
どちらのアンプも良く似た音ですが、高い方はより厚みのある感じがします。
実は67万円の方は、自分がプリメインアンプを買うときの選択肢に入っていたです。
ただ50万円を超えると予算的に厳しいので、無理をせずにラックスマンの方にしましたが(^^;

 
電源のノイズレベルを数値・音量で表示させる。   IsoTek社(英)の電源ノイズフィルター。

最近、専門誌などでも話題になっていたりする英国 IsoTek社の電源ノイズフィルター。
まずは一般家庭における電源の汚れ状況を説明。それからノイズチェッカーで実際に計測。
レベル270とのことでした。その位だと一応基本的なノイズ対策は行われているとのことでした。
さすがメーカーの視聴ルームです。
一般的な家庭内だとレベル500からレベル1,000~(計測範囲オーバー)なことが多いそうです。
じゃーん、そこで英国 IsoTek社の電源ノイズフィルターの出番です、との提言(^^;
実際にIsoTek社の電源ノイズフィルターを通すと、いきなりノイズレベル=ゼロに。
その状態で音出しすると....確かに使用前よりも音が良くなったような....。
すでに多くの国でオーディオ関係の受賞歴を重ねていますが、日本でも『Audio Accessory』誌上
で取り上げられ、その後受賞もして以来、一定の評価が確立してきたもののようです。
パンフレットを見ると、良さそうなことが書いてありますし、一丁自分も買うかという気になりますが
結構な価格なんですよね~。
最低で27万円、次が48万円。パワーアンプなどの大電力用では60万円。
確かに「いつかは導入したいよね」という気にはなる製品ですけど、すぐには....(^^;


オーディオデザイン社の新製品プリメイン。

最後はオーディオデザイン社の新製品プリメインアンプDCPMA-100になります。
個人企業ですから知名度はさほど高くないものの、価格以上の音質との定評があります。
今回聴いたアンプの中ではいちばん自分の耳には合っていると感じました。
刺激の少ない高音。控えめながら締まりのよい低音。
全体に手抜きのない作りになっている点も、好印象です。
大きなメーカーが同じ内容で作るとすれば、この値段(50万円)ではとても出来ないでしょう。
「欲しいかも」と思いましたが、待て待てラックスマンを購入したばかりでかなり無理~(^^;

ふだん出無精の自分は、あまり視聴会に行くこともないんですが、
タマにはこうして視聴会に出るのも気分が変わって良いですね。

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