みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「マイ・ブラザー」観ました。

2015-08-30 18:00:00 | 洋画
2009年:米。 監督:ジム・シェリダン。 WOWOWからの録画。

”兄弟”がテーマの映画です。
兄サムは海兵隊のエリート。正義感にあふれ、家庭を大事にする誰から見ても立派な人物。
いっぽう弟トミーはデキが悪い。銀行ギャングを働いて捕まり、ようやく出所してきたところ。
また極端な対比だなあ(^^;

 
家庭では良きパパのサム。             出所した弟を迎えに行く。

サムはアフガン戦線へ参加の命令を受ける。ほどなく出発しなければならない。
妻グレースと娘二人のことが心配だ。弟にも後事を託す。

 
軍用ヘリにて移動。                地上からの攻撃を受け着弾。

サムの乗った軍用ヘリがアフガンゲリラからの攻撃を受け、機体に着弾。
米軍としては乗っていた全員が戦死したものと判断。

 
軍からの弔意の訪問。               悲しみのうちに葬式を済ませる。

軍の弔意の訪問を受け、ショックを受けるグレース。
その痛々しい様子を見て、トミーはグレースを元気づけようと何かと心を砕く。
初めはトミーを嫌っていたグレースだったが、彼の善意に触れるうちに
徐々に心を開くようになる。娘たちもトミーになつく。

 
ゲリラたちは情報を吐かせようとするが。      究極の選択を迫られるサム。

戦死したと思われていたサム大尉とジョー二等兵はアフガン側の捕虜として生きていた。
ゲリラたちは二人から米軍の情報を引き出そうとロクに食事も与えず拷問を加える。
だが頑として口を割ろうとしない様子に業を煮やし、腹立ちまぎれにサムに鉄棒を持たせて
「こいつを殴り殺せばお前は助けてやる。断れば二人とも殺す」と提案してくる。

ジョーを殺すなどととんでもない。だが断っても二人とも奴らに殺されるだけだ....。
サムは悩む。まさに究極の選択だ。

それにしても弟のトミーって、銀行強盗を働くような悪党には全然見えませんね~。
性格も温厚でなかなか良い人です。なので役どころとしては(結果的に)少々曖昧ですね。
また父親(役の俳優さん)のセリフとして「お前みたいなクズは居たって仕方がない」と
面罵したりしてますけど、そんなことを言っちゃう父親の方もかなり問題ですよね。
思わずエリア・カザン監督の名作「エデンの東」の兄弟を思い出しちゃいました(^^;