みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「北京の自転車」観ました。

2015-08-16 12:00:00 | アジア映画
2000年:中国・台湾。 監督:ワン・シャオシュアイ。 WOWOWからの録画。
割に評判の良い映画のようなので観てみました。
北京オリンピックが決定する直前の頃。発展し続ける都市部には農村から大勢の人間が
仕事を求めてやってくるようになった。本作の主人公・郭(グオ)もその一人。

 
面接。 自分の名前を申告。            労働条件の説明。

彼が応募したのは自転車による宅配便の仕事。さいわい採用が決まった。
一定の配達数をこなせば自転車は自分のものになる契約だ。そうなれば歩合も上がる。
真面目な彼は頑張った。しかし目標達成の直前で自転車を盗まれてしまう。

 
真面目に仕事をこなすグオ少年。          いつの間にか自転車が消えてしまった。

もはや死活問題。自転車がないことには仕事にならない。
くる日もくる日も自転車を探してまわる絶望的な毎日。
しかしある日、奇跡的に探し出すことが出来た。ジェン少年(高校生)が通学に使って
いる自転車がそれだった。確認したところ自分が目印として付けていた印もあった。
少年の住居の自転車置き場から乗って帰るグオ。

 
友人とジェン少年㊨。               根性で自転車を見つけたグオ。

最初はジェンが自転車を盗んだのかな....と思っていたら違いました。
彼は中古自転車としてちゃんと500元を払って買っていたのでした。


今度はジェンの方が収まらない。自転車に乗っているグオを見つけて
「返せ」となる。ジェンの友人連も助太刀。
一日やりとりがあって得た解決策は”一日交替で乗る”という折衷案(^^;
だがジェンが傷害事件をおこして事態は思わぬ方向へ....。

日本の法律だったらモノが盗難品だと判った時点で品物は持主のもとへ。
損害は盗品を買い取ったショップが負担する。
映画でのやりとりを見ていると、中国の場合その辺が違うみたいですね。
悪く言うと”言い負かした方の勝ち”な感じで、明確な法律はない感じですね~。
(果たしてそうなんでしょうか?)