修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

飛騨へ*その2

2007-08-31 | おでかけ
目が覚めて、カーテンを開けたら・・・ガーン!外は雨降り。
あちゃぁ・・・雷まで鳴ってるよぉ。日頃の行いが悪いのはどっちよ?
決まってるわね。そんなこと口に出して言えないわ。
・・・と互いに思ってるのだろう。
炎天下で散策するのも辛いけど・・・
選りに選って、雷小僧までお出ましにならなくったっていいじゃない!
でも、そんなことでめげてなんかいられない。綿パンツを膝まで捲り上げ、つれあいはハーフパンツに履き替え、高山城下散策へいざ出陣!!


             
             


城下町の中心、商人町として発展した上町下町には、出格子の連なる軒下に用水が流れ、造り酒屋の看板杉の葉を玉にした『酒ばやし』が下がり、町家の大戸や、老舗の暖簾が軒を連ねている。そんな古い町並みに、出格子のある小さな医院もとけこんでいた。

悪天候にも関わらず、町中は人人人・・・。
朝市も、晴れていれば露店を覗きやすいが、雨では傘の雫で商品を濡らさぬよう気を遣い、今ひとつ露店商のおばちゃんとの会話がはずまない。この朝市では、こんなものを見つけた。つれあいに、「高山までこれ買いに来たわけ?高山じゃなくても売ってるじゃん」と突っ込まれたけど、あまりに可愛いかぼちゃだったから。だって、魔女とかぼちゃは切っても切れない関係じゃないよね。


馬車になるのは、どれ?


上町、下町、さんまち通りを行ったり来たり・・・。伝統工芸のお店を覗いてはサイフと相談。これは魔女っ子に、あれは○○さんに、これこれ欲しかったのよ・・・お土産選びが楽しいひととき。チラッとつれあいを見ればだいぶお疲れの様子、それならば古民家の茶房でひとやすみ。ひと息入れたあとは、またまた、さんまち通りを行ったり来たり・・・。あぁ、足もだけど目が疲れたわ(笑)


飛騨の民芸品『馬のわらじ』


昔は馬にも藁でわらじを編んで履かせ、馬車を引かせたり農作業させたが、そのわらじが魔除けになったと云う。それで、今では五足七足と組んで玉にして吊るし、家族の健康、家内安全、商売繁盛、大難は小難で済むようお守りにしているとのこと。
それなのに・・・「のわらじと鹿の角」なんて、バチがあたるんじゃないかしら。提案したのは、つれあいの方だからね。

そうそう、昨夜、居酒屋でいただいた地酒が、めちゃ美味しかった!
絶対に買って帰るぞって探すが・・・ハテ?なんちゅう酒だっけ?この舌はあの美味しさを覚えてるんだけど・・・何分にもふわふわ気分だったもので記憶がいまいち、『山車』のなんたらかんたら 
「フルーティで飲みやすく、すっごく美味しかったの」こんなコメントでは、酒屋さんだって困るわよね。そこで、店主の「聞き酒してみます?」に、ぐふふ・・・えっ?いろいろ飲んでいいの?店主の「運転は?」の問いに、すかさず「夫です」
めでたく、ご所望のお酒を見つけゲットしたのはいうまでもない。
いやぁ、足もとふんわりそのあと気分の良いこと、この上なし!!

しかし、世界文化遺産に登録されている『白川郷』へ向かう車中で気がついちゃった。
高山陣屋も、高山祭屋台も、からくり人形も・・・
肝心なものを何も見て来なかった
ひたすら、町家巡りと土産物色に費やしてしまった。でも、飛騨の匠の技には触れてきたつもりだけど、かなり偏りがあったのは否めない。他はかつて一度友人と訪れているので、今回は良しとするかなぁ また来ることにしよう!


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さてさて、雨も上がったので、合掌造りの集落を散策に。
バスツアーの団体さんは早々と宿泊地に向けて移動した後なので、ここでは、静かにゆっくりと昔の暮らしを堪能する。
合掌造りの民家をそのままに維持する為もあってか、民宿を営んでいるところが多く、軒端に洗濯物が干してあったり、タマネギが干してあったり・・・それは、それで風情があって、暮らしたこともないのに郷愁を感じてしまう。
しかし、豪雪地帯でもあるここでの冬の暮らしは、想像もつかないくらい厳しいのだろう。かつて存在したが、暮らしを維持していくことが出来ずに離村した、他の合掌造りの集落にも思いを馳せ、次なる旅は、『幻の集落跡探し』と心に決めたらしいつれあいだった。はいはい、お供しましょ。

さて、『白川郷』を満喫した後は、
今夜の宿となる『郡上八幡』へレッツ・ゴー!!


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翌朝、雨だれの音で目が覚めた。
あちゃぁ、やっぱり、二人とも日頃の行いを反省しなくちゃいけないかしらね。

早々に出立。馬籠宿・妻籠宿を散策して家路につく。


               


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ただいまぁ   
ずっと、わがままにつき合ってくれた、つれあいに感謝

飛騨へ*その1

2007-08-30 | おでかけ
                 


多くの女工さん達先人が、飛騨から紡績工場のある諏訪湖畔まで三日かけて歩いたという野麦峠を、車で越えて飛騨に入ることで今回の、いにしえの旅の始まりはじまりぃ。

むか~し、学生時代に『あぁ野麦峠』を読んだ頃は、信州に女工さんとして働きに出る、女の子達の側に寄り添って読んでいたように思うが、今は、11~12歳の年端のいかぬ子どもを、雪の峠越えで送り出さねばならぬ母親の切ない気持ちを想像しては、何とも複雑な気持ちに揺れて野麦峠をあとにした。

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飛騨古川の古い町屋と町並みを散策した。そのうちの一軒『三嶋和ろうそく店』は、NHK朝の連続テレビ小説『さくら』の舞台になったろうそく屋さん。テレビドラマにも出てきた三寺まいり用の高さ80cmのろうそくを前に、店主は『さくら』漬け・・・。カメラを前に“はいっポーズ”意外と狭い店内は、観光客でぎっしりだったけど、ろうそくは売れてたのかしら?あらっ、あたしも和ろうそくを買ってくるの忘れたわ。





古川では、是非とも寄りたかった切り絵の工房『布紙木』が臨時休業だったことで、炎天下歩き回ったのに・・・あぁグッタリ!
あまりの日差しの強さにねをあげて、今夜の宿泊地高山の町へ移動。

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高山の町散策は、明日ゆっくりと・・・。
美味しい土地のもの、美味しい地酒を探しに町に繰り出し、パシャパシャ撮りまくったわりには・・・ピンぼけばかり。足許も心も解放されてふわふわ怪しかったので・・・。

夏休み

2007-08-26 | ひとりごと
ようやく夏休みが取れるの。
明日から二泊で、飛騨高山と郡上八幡に行ってきま~す

たったの二泊だけなのに、留守番役のルドとブッチーのごはんの確認やら、毎日、自閉症児の施設でボランティアに燃えている魔女っ子用に、冷蔵庫内を食べ物で満たしたりしていたら、出かける前からぐったりだわ。

それでも、日常から離れられることが一番のリフレッシュよね。
まだ暑いうちに夏休みが取れてほんとに良かったわ


                    

大家のつぶやき

2007-08-25 | くぬぎ林の大家さん
 夏バテ気味のおいちゃん


は~ぁ、どうも。こう暑くっちゃ、息をするのもしんどくてね
いやぁ、失礼。オイラは、くぬぎ林の大家の『ルド』と申します。
正しくは『ルドルフ』と言う名なんだが、だ~れもそう呼ばず、「ルド」「ルド」と簡単に呼ぶんでさぁ。ここんちのニイニなんぞ「ルー」の一言。大家に向かって短縮し過ぎだっちゅうの。オイラはニイニ達の育ての親も同然だって言うのに・・・。だけど「ルー」って呼ばれても、しっぽがモゾモゾしちゃうんだよなあ。オイラの名前はニイニとネエネが、ちっこい頃に子ども劇場の例会とやらで『ルドルフといっぱいあってな』を観た直後付けてくれたんだ。だけど、確かそれって・・・主人公はネコじゃなかったけ?オイラ「ニャン」とは鳴いたことないんだけどな。
オイラの本当のかあちゃんは、天下のスヌーピーのお仲間なんだってさ。とうちゃんは?だけどね。まっ、今風に言えばミックスちゅうやつさ。
近頃ここんちの、とうちゃんとかあちゃんは、オイラのことを失礼にも「おいちゃん」なんて呼ぶんだ。でも何故かその「おいちゃん」って呼び方がやさしくて、つい、しっぽふっちゃうんだよな。オイラも年取って丸くなったちゅうことかねぇ。

とうちゃんとかあちゃんは、オイラのおまんま代稼ぎに毎日出かけてるし、ネエネは春からずっと姿を見ないと思ったら、この夏久しぶりに会えたというのに、毎日ミニバイクでお出かけしちゃって、ちっともオイラと遊んでくれない。ちょっと前までは、毎日オイラが遊んでやってたのに、悲しいときやさびしいときには、いっぱいペロペロ慰めてあげたのにさ。
ニイニもよく慰めてやったよ。かあちゃんに叱られるとすぐにベソかいてたからなぁ。隣にすわって顔中ペロペロしてやったんだ。ずーっと姿を見なかったけど、最近はちょくちょく「ルー」って言って隣にすわってくれるから、まっいいか。

オイラのお楽しみは、おまんまの時間とお散歩さ!
「ポッ」って聞こえただけで・・・
しっぽブンブン目はランラン、ガクガク足はシャキッ!
レッツ ゴー


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ちょっとぉ
アタイをわすれないでちょうだい。 


アタイはここんちのために、毎日声がかれるほどお仕事してんのよ。
えっ? アタイの名前? ルドルフのお友だちの名前は『ブッチー』に決まってるでしょ! えっ?これもネコの名前なの?とうちゃんはアタイのこと「ブッチャン」って、猫なで声で呼んでくれるのよ。でもそういう時って、何か企んでるのよ。注意しなくっちゃ。
この前なんか、かあちゃんとふたりしてアタイを押さえつけてジョキジョキ・・・
おなかの毛はひっぱるし・・・しっぽが半分の大きさになっちゃったのには、アタイもビックリ。はったりだったのね、アタイのしっぽ。

そうそう、近頃夕方になると、おそろしいヤツが来るのよ。姿は見えないのに、ゴロゴロ・・・バリバリバリ・・・ってほえるのよ。ときには空気まで振動させてドッドーンって怖いったらありゃしない。ハァハァ・・・息が荒くなってこんなにふるえてるのに、とうちゃんもかあちゃんも、にこにこして窓からそいつがあばれてるのを見てんのよ。アタイのことなんて心配じゃないのかしら。だから、そんな翌朝は、無視をしてあいさつに出てやらないことにしてるのよ。でも、かあちゃんたち、ちっとも反省しないで「ブッチがふてくされてる」ですって、失礼しちゃうわね。

それから、アタイはすっごく家族思いなのよ。だって、ルドにいちゃんと違って散歩の必要がないんだもん。ルドにいちゃんの散歩に行って、次にアタイの散歩じゃ、とうちゃんバテちゃうでしょ。
散歩のどこがいいのかしらね。散歩好きの気が知れないわ。
だって、くぬぎ林から出たら、何があるかわからないじゃない。知らないニンゲンもいるし、アタイに向かってうるさく吠えるヤツもいるしね。もしかしたら、あの恐ろしいバリバリ・・・ドッドーンにも会っちゃうかもしれないでしょ。だから、うちにいるのが一番よ!

ところで、かあちゃんが魔女修業に専念できるのは、ルドにいちゃんとアタイのおかげだってこと、わかってんのかしら?
ちゃんと、感謝してもらわなくっちゃね。

あらっ?あの、ブゥーン、タッタッタッ・・・って軽快な音は・・・
ネエネが帰って来たわ。
きょうも、いっぱいお仕事したからね。
ネエネにいっぱい、いぃこ、いぃこしてもらおっと


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        くぬぎ林のお仲間         

まだ8月なのに

2007-08-23 | ひとりごと
昨夜から断続的に雨が降っている。ここのところ夕立はあったものの、朝から雨降りになるのは、ほ~んとうに久しぶり。この雨で暑さが和らいだどころか、いっきに気温が下がり、魔女の森では昨日と同じような服装だと肌寒く感じ、クーラーはもちろんのこと、扇風機も止め窓を閉め保温に努めてる。昨日までは冷房を入れ、扇風機をブンブン回しても暑かったのに
でも、このまま冬に向けてまっしぐらってことはないから、まだまだ暑さはぶり返すのだろう。いや、このまま寒くなってもらっては困る。これから夏休みを取る予定の魔女としてはヤダッ!ちょっと涼しめなのはOKだけどね。

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雨が小降りになったかと思ったら・・・
サァーッと、山から霧が下りてきて、何もかも覆い尽くした。



                   



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午後から高齢者のデイサービスで下見・打ち合わせの為、山を下りたら・・・。ありゃぁ、やっぱりまだ・・・あつっ
    オーシーツクツク、オーシーツクツク・・・

認知症の方のデイとあって、少人数でゆったりと過ごされている。伺った時は、ちょうど午後のお楽しみタイムで、『流しそうめん』をやっていた。
「おねえさんも一緒にやれし」(ここの利用者さんから見れば魔女は、まだまだひよっこ)と、誘われちゃっかり竹の前でかまえた。一番下でかまえていると、上の席のお年寄りたちがやさしく、「今度は、ねえさんとれし。」と譲ってくれ、おまけに取りやすいようにと、途中でみんなが自分の箸を突っ込んで麺をまとめてくれる(つもり)。
・・・うんうん、ありがとうね。だけど、かえって麺がバラバラになって箸に引っかからないだけどなぁ・・・
気持ちは嬉しくいただいたよ。
今度、草木染めをしにくるからね。待っててね。


 下界は良い天気。