当県において記録し始めてから 史上最高の積雪をみた日から17日かかって ようやく県道が開いたのが一昨日の事。
山麓にある自宅の庭で おとなの胸の高さまで積もった雪は 魔女森で2mを越えていたらしい。
臨時休館中の とある日 森番がスノーシューを履いて様子を見に行ってきたのである。
麓の田圃では スノーシューを履いてたんぼさんぽを愉しめる程度に 雪の表面がしまっていたが
魔女森へ向かう道は 高度を増すごとにサラサラの雪に換わり スノーシューを履いてさえも腰まで潜るラッセル状態だったそう。
その後 隣県から除雪専用車での協力があり あっという間に二車線きれいに除雪されたのが今週の月曜。
そこでようやく自宅待機から解放され 久しぶりに出勤したのが火曜だった。
県道は さすがに専用車での除雪だけあって それはそれはきれいな除雪状況に感激しながら魔女森まで上ってみると・・・・・
駐車場から森の館が 雪で見えない上 最後は腰までの雪をラッセルしての出勤となる。
(正確には 森番がラッセルしたあとを辿る ラッセル泥棒をしたわけ)
屋根雪の重みで 入口の扉がギギーッツと堅い。
屋根の雪おろしをしながら森番が撮った↓ 当方がラッセル路を除雪している様子。
森の館から駐車場までまっすぐの歩道なのに 除雪路はクネクネ路。
ラッセルしながら踏み進んだ固くしまった雪や 表面から融けて水分を多く含んだ重い雪を避けて
サクサク崩して放れる部分を選びばがら除雪していったので クネクネ路になってしまったのだ。
ウィンドブレーカーをはおり 耳あてと手袋をはめて作業を始めたけれど
この日は ポカポカ春の陽気に 一枚脱ぎ 耳あてを外し また一枚脱ぎ・・・・・脱いでは木の枝に引っ掛けて
まだ脱ぎたい気分だったけれど いくらなんでもね
すっかり雪に覆われた森でも 近くの梢では ♪ツーツーピー ツーツーピー♪ 着実に春が生まれているって嬉しい。
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腰まで積もった(否 嵩が沈んだ)雪を 僅か30数mの歩道から 2時間かかって除雪しただけで 体中が悲鳴を上げた
そんな身体を張った努力を 今日の雨は まさに水に流してくれている。
嬉しいやら 虚しいやら 勿体ないやら ありがたいやら・・・・・複雑なんだなぁ。