県内を未明に台風が通過した朝、グループホームに出勤した当方をメンバーのひとりが待ちかねていました。
当方が玄関のカギを開けるなり飛び出してきて、
「bucchiさん、台風行っちゃってよかったでしょう? ぼくがね『台風はあっちへ行っちゃえーーー!』って一所懸命に祈ったからだよ。」
「でもね、『風は行けぇー!』って云わなかったから、けさは風が強いんだよぉ。」ですって、なりはデカいんですけどなんて可愛いんでしょ♪
この日ばかりは、どんなに朝食に文句をつけられても、ニンマリサラリと受け流せましたとも。
また別の日の日中一時では、学校から帰ってきた小学生が曇り空を見上げながら、ピーピー・・・うるさい程、笛を吹き鳴らしていました。
「ぼくね、あの雲に向かって笛を吹いているんだよ。この笛で雲を追い払っているんだ!」と、真剣な顔をしてピーピー・・・やっていると、
雲が切れ、わずかに陽が射してきたものですから大変です。
「ほら、ほらね。ぼくが、雲を追っ払っちゃうからね。今日は宿題をやってるヒマなんてないんだよ。」
えぇえぇ、宿題よりこっちの方がずっと大切だよね。
宿題をそっちのけで、一緒に窓から外をのぞいて祈りましたとも。
お蔭様で(?)翌日は、白き衣を纏った木花咲耶姫さまが姿をみせた、もず日和になりましたね♪
でも・・・・・その笛って・・・・・きみの鉛筆のサックだったのを知ってるよぉ