修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

感度をあげろ!

2009-04-30 | ひとりごと
     


森の館近くの 林の中から ホーホケキョッ♪ツーツーピー♪・・・と 
気持ちの良い囀りが聞こえて来る。

都心から来たと思われる年配の女性が 「 小鳥のテープが流れているのね 」 と
つぶやいているのを耳にした。
効果音のひとつと勘違いしたらしいが これでは死んで動かなくなった
カブトムシの電池を替えてくれという 都会の子どもと同じではないか???
せっかく自然の中に来たのだから もう少し感度を上げて欲しいなぁ。

すぐ近くにある他の施設では 集客をねらって営業中であることを知らせようと 
外スピーカーにまで音楽を鳴らしているくらいだから仕方ないか・・・
むしろ そっちの業者こそ 感度を上げて欲しいくらいだわ!


     


すぐ近くには こういうもの↑が 落ちているけど おそらく見つけることは
ないだろうし 仮に目に入ったとしても 気にも留めないだろう。
これは・・・お菓子のマカロン・・・ってなわけないでしょ!
これの元の持ち主が ここにやってきていると言う まさに物的証拠。
えっ? 元の持ち主は誰なのかって?
それは しなやなかに通り過ぎて行った方。

+++++++++

天候に恵まれて←主観的だけど・・・GWに突入したが 前半の人出は まだまばら。
行楽客を見込んだ観光地や業者は 2日からの5連休に期待しているらしいが
果たして期待出来るのかどうか???
ETC搭載で高速料金1000円となれば 首都圏から近い魔女県は
スルーされるのではないだろうか。 
同じ1000円なら より遠くを目指して出掛けた方が絶対にお得だもの。

しかし 急に車が増えたことで 排気ガスが多くなることも予想できるし
自然界への影響が 何れ出てくることになるのだろう。
結局 ニンゲンはこうしてジワリジワリと 己の首を絞めているのかもしれない。

埋もれていた宝

2009-04-29 | ひとりごと
     


森の館オープン当初から唯一残っている展示品 魔女山の岩石標本

 
     


地元の高校と大学で 長いこと地学を教えていた方が 森の館開設に向けて
魔女山を歩き回りコツコツ採取し 標本に仕上げて寄贈して下さったものである。

その価値を知らない者には たかが石ころでしかないのだろう。
来館された方の殆どが 標本の前を素通りしてしまう。
何を隠そう 森の館の職員も 岩石には疎く 貴重な標本らしいとは思っても
来館者の興味を惹く展示が出来ずにきている。

しかし 岩石ひとつひとつが持っている意味合いは 魔女山の成り立ちを指し示し
同時に 日本列島の成り立ちまで遡って その重要性や価値を教えてくれている。
   
それは 先日視察で訪れた博物館の学芸員に話を聴くことで気付かされたことである。
魔女山のネイチャーセンター的存在 森の館に勤務している以上
知らないでは済まされないし 識る努力を怠ってはいけないと反省しているが
この気持ちが長続きしないところが 最も反省すべき点なんだと自覚しつつ・・・

今回 魔女山の成り立ちをひもとくと 実に面白いということがわかったので
是非 これを展示に生かしたい。

さて・・・来館者に興味を持って貰えるような展示に替えていくのが
これからの課題であると認識しているが どうなることやら・・・。

ろとうに迷う?

2009-04-27 | おでかけ
先日伺った大鹿村の中央構造線博物館で 学習してきたその続き。
出された課題を こなすような気分で出掛けた先は・・・


     


身延町から早川沿いに北上して行った所 先日行った大鹿村と赤石岳を挟んで
反対側にあたる早川町に 糸魚川静岡構造線の国の天然記念物に指定されている
新倉露頭があり それを見学に行ってきた。


     
     



現地に説明板は設置されているが その説明自体が難しくて素人にはチンプンカンプン。
先日の博物館で聴いた説明を思い出しながら必死に考えるが・・・
難しい!! 学芸員さ~ん ここに来て もう一度教えてくださぁい!
って わけにもいかないので その学芸員さんのレポートをプリントアウトして持って行った。
でも・・・やっぱり それでも難しかったぁ    ↑クリックして説明をご覧下さい

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ろとうに迷った(?)ついでに向かったのは・・・ 
『 身延山久遠寺 』 と修験霊山と伝えられる 『 七面山 』 を結ぶ参道の途中にある
宿場町赤沢宿





険しい山々と 渓谷と樹林に囲まれた 静かなかつての宿場町には 
今も そこで普通に生活を営んでいる人々がいる。
眼下で雲が生まれ 風が生まれる そんな山間のちいさなちいさな集落だった。

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受付をした者だけが入ることを許される 隠れ茶房にてひとやすみ♪
かつて与謝野晶子が投宿した部屋で 大きな壺には季節の枝ものが
豪快に生けられ ケンドン障子の前には苔炭が飾られている。
そんな和の室礼のまま 茶房としている素敵な隠れ家で珈琲をいただくと
前のめりの気持ちも まったりしてくるから不思議!



半勤半遊 part2

2009-04-26 | おでかけ
       


遠出する日は お天気に恵まれることが多いのだが 生憎とこの日は
台風のような大嵐だった。
でも そんなことでめげやしないって・・・。

最初に向かったのが コレ↓のあるところ。


          


鹿村にある中央構造線博物館である。
(前の記事にあるように) 鹿も大きなくくりでウシの仲間ということもあって
以前から この村が気になっていた。
村の名前だけでなく 実は 晴れていれば・・・南アルプスや中央アルプスを
堪能できたはずなのになぁ。 





生憎のお天気が幸い(?)して他に来館者がなかったので 
学芸員から説明をゆっくり 詳しく伺うことができたのでラッキー♪
館内の展示そのものは ざっと10分もかからずに見終えてしまうような規模だが
その展示内容は 説明を受ければ受けるほど 一つ一つの岩石に興味を覚え
太古の昔から連綿と続く地球の鼓動が聞こえてくるような・・・そんな気がしてくる。
って言うか 説明を受けなきゃ 素人には難しい博物館とも言えるかな?

魔女山の成り立ちについても しっかりと講義を受けてきた。
高校の地学の時間に これだけの興味深い話が聞けていたら
また違った進路があったのかもしれない・・・なぁんちゃって・・・。 
     
博物館の近くで 迷子に遭遇!
昨年の夏に生まれた仔のようだが どうやら かあさん鹿とはぐれてしまったらしい。
フラフラ ヨタヨタ 警戒心が薄く 車で近づいても逃げようとしない。
大丈夫かなぁ 生き抜けるかなぁ・・・多分 無理だろうなぁ。

あぁ それにしても 赤石岳の眺望を楽しみにしていたのになぁ。
赤石岳の山頂に立ったのは 遙か昔 高2の時の山岳部の夏合宿だったけ・・・
天気の良いときに もう一度 大鹿村に行くぞぅ!!

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更に雨風が激しくなる中を向かったのは・・・


     


合併して浜松市になった水窪町にあるカモシカと森の体験館
迎えてくれたのは 元気溌剌 昔のお嬢さん方。

   よくまぁ こんな嵐の日に ものずきだねぇ
   今日は もう誰も来ないとおもっとたよ
   それにしても ここまで来るのえらかったらぁ なぁ・・・

はいはい 感心されたり 呆れられたり・・・


   


あらっ!! どこかにも同じような ものい胃の持ち主がいたっけねぇ。
そうか こうやって もの申すんだなぁ・・・。

ふんふん なるほど そうかそうか・・・口の中で あめ玉ころがしながら
しっかりチェック! チェック!
でも 普通 展示室では飲食禁止のハズでは???
ここでは 受付のばあちゃんが 展示室まで追っかけて来て 
あめ玉舐めながら見学しろってさ。


          
     

それにしても 外は大嵐。
天気が良ければ さぞかし展望がイイんだろうなぁ。
仕事で来たにもかかわらず 叶わなかった半遊のことばかり・・・。    
スンゴイ 山ン中だから ひとりで箒転がして再度来るのは 絶対無理!       

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嵐の中を強行したので 遊ぶ余裕はなく 仕事のための視察のみ!
他所の施設を見ることは とても大切なことだと思っている。
井の中の蛙にならないために。

さて 次は どこに視察にいこうかなぁ♪
あらっ? 遊ぶために仕事しているのか? 仕事するために遊ぶのか???

きょうのウンせい

2009-04-26 | ひとりごと
     


ちょいと 暖簾をかきわけ覗いた先に・・・オヤッ?・・・

                          
        


誰の足跡じゃ??? ←あぁ なんて白々しいのでしょう
辿ったそのさきにいたのは・・・


     


山爺どの まぁ まぁ カワイイおめめだこと。
・・・って とぼけてんじゃないの
取り敢えず始まった 『 魔女山の丑・ウシ展 』 をちょっぴり紹介しちゃおう♪

今年の干支にちなんだ企画展。
魔女山の麓には小さな牧場があり そこで牛が飼育されているが
ここの展示では 野生のウシについてのみ扱っている。
野生のウシ・・・ウシの仲間であるカモシカが 主人公の展示。

      豆知識  ウシ目 イノシシ科 イノシシ
              ウシ目 シカ科   ニホンジカ
              ウシ目 ウシ科   カモシカ
       シカもカモシカも イノシシだって 広い意味で ウシの仲間


     


森の館に欠かせない展示 それは・・・森番の専門分野のコレ↓


     


透明ケースに入っている物は・・・そう! カモシカのウンチ
これで ほぼ一回分のため糞 ( 2年間天日干ししてあるから臭くないよ! )
ケース内のウンチの数を当てるクイズコーナー。

そして 実際にこのウンチを使って・・・


     
 

ウンチコロコロ・・・今日のウン勢も占っちゃうよぉ!

汚くないかって? そのてんは大丈夫!
2年間天日干しにして 透明ラッカーで表面を固めてあるから
臭いもないし 手で触れても安心!

因みに アタシの今日のウン勢は・・・


     

まぁ ものは考えようってことだわね