修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

キノコな夜

2007-09-30 | 厨しごと
一日中降り続いた雨は、いっきに秋を飛び越え初冬のような寒さを連れてきた。これも一時的な寒さだとは思うが、昼間誰もいない家の中はひんやりと淋しさが漂っているようで気が滅入り、電気ストーヴを出してきた。

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今晩の夕食は・・・
            

タマゴタケとウラベニホテイシメジの上に
おろしをたっぷりのせた『雪見きのこそば』にした。
キノコの出汁が効いて、う~ん・・・旬を味わうしあわせ!

因みに、ウラベニホテイシメジによく似た毒キノコには、クサウラベニタケがある。間違ってクサウラベニタケを食すと、嘔吐、下痢、腹痛の胃腸障害を起こして病院のお世話となる。命に関わる程の猛毒ではないそうだが、それでもかなり苦しむらしい。
今日のウラベニホテイシメジは、キノコの専門家に鑑定して貰ってあるから大丈夫だろう・・・と思う。もしかしたら、1本くらい間違って混ざっていたりして・・・。

明日無事に、このブログが更新されることを祈っててくださいませ。

キノコな一日

2007-09-30 | ひとりごと
                        
「ニンゲンっちゅうやつは、コリないもんだなぁ。
 毎年どこかしらで、ダレかがアブナイキノコにあたってるちゅうに。
 秋になると、じっちゃん、ばっちゃん、おいちゃん、おばちゃんたちが
 ショウコリもなく地べたをはいまわって・・・。
 今日なんて、朝からドシャブリだっちゅうに、山ン中さ色とりどりの
 ニンゲンがワサワサおって、ワイは落ちつかん!
 道に出てくれば、ニンゲンの車の往き来がハゲシくて、
 ひかれやしないかとキモをつぶすありさまだ。
 まったく、今日は受難の一日だぞ!」  
                      ヒキガエルの親分*談
 

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今日は、朝早くから魔女山のあちこちで、土砂降りの雨などものともせず
キノコ採りに精を出す老若男女。 
わざわざ雨の中でキノコ採りしなくても・・・と思うのは、
キノコ採りに、はまったことの無い人かもしれない。
たとえ家族であっても、キノコの採れる場所は内緒らしい。
それぞれに秘密の場所があるから、他人がキノコ採りに山に入っていると知れば、いてもたってもいられなくなる。
ましてや、今日は森の館で『キノコの鑑定会』があるとなれば、他人の収穫もチェックしたくなるものだ。


鑑定会は午後からなのだが、朝から引きも切らずに

   「雨だけど、鑑定会はやるかね?」
   「鑑定会は何時からだね?」
   「キノコを持って来たんだけど・・・」と早々と来館される方。

 キノコの専門家がお見えになるのを今か今かと待ちわびている様子。


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赤いキノコはアブナイキノコではなくて、『タマゴタケ』と言い
美味しい出汁の出るキノコ。
このキノコを白だしで薄味に煮るのが大好き!
鑑定会が終わったら、絶対に貰って帰るぞ!!

予感的中!

2007-09-29 | ひとりごと
森への出勤途中のこと。
今日は朝からシトシト冷たい雨が降っているせいか、キノコ採りに山に入る人もなく、静かな山路をぼぉーっと運転していると・・・。

   ガサ ガサッ!

車のすぐ脇に、立派な角を持った大きな牡鹿が姿を現した。

   『もののけ姫』のシシ神様

まさしく、そんな印象の神々しさを感じた。
シシ神が一瞬こちらを凝視したように感じたのは気のせいか。
あっという間に、シシ神は森に消えた。

ところが、今日は・・・
森の館近くまで来た所で、山爺にも遭遇。

山爺とは、その名の如く山に棲み、毛むくじゃらで短い角が生えている。その足は、『○○○○のような足』と、スラッと細い美的な足のたとえに使われている。
しかし、実際の○○○○の足は細くない!逞しいと言う方があっている。
もうおわかりだろうと思うが、山爺とはカモシカのことだ。
山爺は、のっそり、のっそり、森の奥へ。

おまけに・・・。
栗鼠(リス)がチョロチョロと魔女の車の前を横断して行った。

シンプルにシンプルに・・・次の出会いを楽しみにしよう

出会いはシンプルに

2007-09-28 | ひとりごと
朝、森に出勤途中のこと、
魔女山に棲む、おさるさんファミリーにバッタリ!
あさごはんの真っ最中だった模様。

   チャンス!!

ところがバックからデジカメを取り出すのに手間取っているうちに、
まさに蜘蛛の子を散らすように  サァーッ・・・。
慌てふためいて逃げたのが、道脇の木の枝の激しい揺れ方でもわかる。
でも目をこらすと、すぐ側の葉陰からこっちの様子を窺っている好奇心のかたまり子猿たちの姿が見える。こっちが、じっと動かずに見ているぶんには、相手もじっとその場にいてくれるのだが、撮ろうと身体を動かした途端に、サッ!いなくなってしまう。でも、車のエンジンを止めてじっと固まっていると、そーっと覗きに戻ってくる。まるで、『だるまさんがころんだ』をやっているみたいな、何とも人間くさい行動に笑えちゃう。
親猿達は、この間、少し離れた所から子猿と魔女の様子を窺い、子猿に危害が及ぶと判断すれば、即、攻撃に出てくるのかもしれない。


魔女山サルファミリーの写真を撮ることは諦めてしばらく行くと・・・

今度は、やはり朝ごはんを調達したばかりのトンビに出会う。
 けさのおかずはなあに?
  ♪へ~びのなまやけ カエルのさしみ いっちょばこやるから
           まるめておくれ い~や♪(わらべうた)
  トンビどんの朝ごはんは・・・カエルどん。
 
しかしやっぱり、デジカメ構える間もなく、飛び去ってしまった。


にわかカメラマンに、野生動物の写真が撮れるほど甘くはないと再認識して、動物たちとの出会いをシンプルに楽しめば、実りの秋を迎えた森では、これからしばらくは頻繁に、動物たちに出会えそうな予感。

秋刀魚

2007-09-27 | 厨しごと
新鮮な秋刀魚が届いたので、庭先に七輪を持ち出して
早速つれあいに炭を熾してもらって焼きました。

            


ジュウジュウと脂が焼けて、美味しそうな匂いもけむりも
                 夕方の風が空に舞い揚げていきました。





              ビールがあれば他には何もいりません。
              熱々の焼きたてを 「いただきまーす!」


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リーンリーン、コロコロ、スーイッチョン、カチャカチャ・・・

ルドとブッチーも、虫の声に聴き入っている静かな夜です。