修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

はなの季節

2014-03-27 | ひとりごと
2月の記録的な大雪の影響か、今年は山姥のかんざしが若干遅い。
例年ならば既に黄粉(おしろい)と、かんざしで春の装いをこらす山姥が、
今年はまだ雪パックを落としていない上から慌てて黄粉をはたいて、スカスカの貧相なかんざしを挿したみたい。
山姥は、せっかちらしい。(って、まるで自分を見ているような・・・・・


(↑山姥のかんざし=キブシ)

県道沿いの法面に、ところどころダンコウバイの花を目にするようになってきた。
枯れ色の斜面に、黄色の花がよく目立つ。
少しずつ咲きだしていく花々と柔らかな芽吹き・・・・・近づいてくる足音は、ハル!あなたね♪

室内には、色鮮やかな花かご♪ 

一年間通して関わってきたマメタイフウたちから贈られた花かごと、
園地清掃をワークシェアしてきた、とびっきりの笑顔たちから贈られた花かご♪
マメタイフウたちから花かごを贈られたとき、森番のところだけが予想外に雨降りになったのは月曜のこと。
まさしくマメタイフウがもたらした、青空の下に降る温かなおてんき雨と云ったところだろう。

自宅の庭では春告花に続いて、草陰に隠れるように密やかにうすみどり色をしたシュンランと、
ツンツンと天を衝くようなスイセンの蕾たちが、対照的な姿でその時を待っている。
そして、当方のハナは既に時が満ち・・・・・

あぁ 今まさに、はなの季節なのだ!


追 記) 夕方帰宅したら・・・・・シュンランとスイセンたちに、その時が訪れていた♪

かんぱ~い♪

2014-03-21 | ひとりごと
昨夜、娘が仕事を終えてから久々に帰省した。
最寄りの駅まで迎えに行ったのは、当然つれあい。
娘のご帰還とくれば、たとえ真夜中だろうが火の中水の中、迎えに行くこと間違し!



その娘が、この春新たなチャレンジを始める親を祝ってくれたのだ♪

スパークリング清酒『澪』、塩漬けの八重桜を漬け込んださくらワイン、フルーツ風味の伏見の酒各種。
チーズフォンデュをメインに、イカのマリネ風サラダ、各種チーズと生ハムのカナッペ、ガーリックバターと焼きたてのフランスパン。

一緒に買い出しに行き、アルコールと食材をセレクトしたのは娘だけど、
支払いをしたのはアタシ、下ごしらえをして、食卓を整えたのもアタシなんだけど・・・・・
娘の気持ちが嬉しかったからイイんだけどね。

娘が帰って来ると、各種酒瓶でいっぱいになる我が家の冷蔵庫。
お風呂上がりには、何を飲もうかな??? 
ビールは勿論のこと、缶チューハイ各種にワインが赤白2本冷えている。
明日は、どれにしようかな???
うふふ…た・の・し・み♪

どんだけ、飲兵衛親子なのやら

笑顔を発掘♪

2014-03-17 | ひとりごと
公休日の今日も、朝から断捨離につぐ断捨離!
森の館から持ち帰った荷物のなんと多いこと!
大分処分したものの、それでも自宅に持ち帰った荷物の半端ない量に唖然としながら、
収納場所を確保するために、家の中も徹底して断捨離しなくてはならない。
暮れから始めた断捨離が、未だ終わらず続行中と云うわけ。

今日は、書棚を中心に作業を進める。
先ずは、段ボールに入れて物置に仕舞う本、透明のケース(衣装ケース)に入れて部屋の隅に置いておく本、本棚に収納する本に分類する。
既にブックオフに段ボール10箱分持って行っているので、処分本は今のところ無し。

つれあいの本は全て、書斎の壁に自分で造作した書棚に納め、当方の本は自分の書棚に納める。
そして大量の絵本の類は、おまめがいつでも手に取れるように♪
一番下の段にあかちゃんえほんを収納し、上へと順番に年齢別に分類して収納していく。
上の方にはものがたりの本と、当方のお気に入り絵本を収納。

たったそれだけの作業なのに、一日かかってしまった。
一冊手にとっては、その絵本を読み聞かせたときの光景と、幼かったわが子の笑顔が思い出されて・・・・・。
書棚のひきだしからは、懐かしい写真を写真立てに入れられたまま発掘♪



片付いた絵本の棚に、この写真をそのまま飾ってみた。
真ん中の写真は、息子・3歳、娘・生後半年のときに、北八ヶ岳のしらびそ小屋に行ったときのもの。
今のおまめが、ちょうどあの頃の娘と同じなのだと思うと、何とも感慨深い写真である。
今日の収穫は、この笑顔たちだな♪

行きつ戻りつ

2014-03-15 | ひとりごと
昨夜里は雨だったけれど、山では雪が舞ったようです。
芽吹き前の枝に、そっと乗っている泡雪が融けないうちに・・・・・



週の半ば辺りから、一気に赤味を増したハナ
静かな館内を、ひとりで賑やかす春到来の証し・・・・・だなぁ



春浅き大和路

2014-03-13 | おでかけ
まだ春浅い大和路へ の~んびり(否バタバタ)おでかけ♪
最初に訪れた岩船寺は 聖武天皇が僧行基に命じて建立したのが始まりとされる。
像高約3メートル ケヤキ一木造りの阿弥陀如来坐像の 他では見られない太く逞しい腕は 
不穏な世からの救いを求める 聖武自身の不安な心の現れだったのだろうか・・・・・。

お堂の隅に安置されている普賢菩薩騎象像も 阿弥陀様同様に平安時代の作で
こちらは女性的で優美なお姿をしており 辰年・巳年生まれの守護本尊だと云う。
そこで これは巳年生まれのおまめを お守りいただかなくては・・・・・と 早速 賽銭をお供えし祈願する。
うん♪ これで大丈夫! 続いてお堂の中をじっくり拝観しながら ふと考えた。
あれぇ??? 辰年と云えば・・・・・ヤバイ!忘れてた!娘が辰年だった!
慌てて普賢菩薩騎象像の御前に戻って 娘の守護もお願いした。
お賽銭もおまめに便乗して 更に守護の祈願もおまめに便乗。

狭いお堂内をぐるりと拝観したところで 護摩木ではなく お塔婆を祈祷して貰えることを知り 
早速 父の追善供養をお願いすることに。



目の前で お塔婆にさらさらと戒名を書いてくださるのを見ているだけで ありがたい気持ちに浸っていると
つれあい曰く 「えーっ!!!! 木の板のお塔婆を選ばずに あの薄い経木の塔婆にしたのぉ???薄情娘だなぁ。」 
だって どちらを選んでも 一年間はお供えしてお経をあげてくださるわけだし どうせその後は燃しちゃうじゃん。
って 安い方を選んだアタシは やっぱり薄情娘??? 
細かい宗派違っても同じ真言宗で 聖武天皇霊夢により行基が建立したお寺で追善供養して貰えるなんて 最高っしょ♪

続いてやってきたのは 九体阿弥陀仏が安置されている浄瑠璃寺。
春のお彼岸を前に 浄土の池の東である此岸側から 九体阿弥陀如来が安置されている本堂のある彼岸側を望む。



岩船寺も浄瑠璃寺も 花の寺としても有名らしいが それには興味はなく
どちらも 静かに時の流れを見てきた仏様を拝観することが目的なので・・・・・。

大和路の寺巡りをしていると 地の底から湧いてくるような声明と共に 
僧たちの衣擦れが混ざったかそけき音が 聴こえてくるような不思議な感覚に捕らわれることがある。
堂内に漂う抹香が為す不思議に 束の間身を委ねるも またよし。

東大寺二月堂のお水取り期間のため 普段は月曜休館の奈良国立博物館がこの期間は開館中。
仏像館で 風になった父を探すが・・・・・いつの間にか 仏さまのお顔になったと言わしめた父の最期の記憶が曖昧になってきたのか
いくら丁寧に見て回っても ピンッとくるお顔には出逢えなかった。
それは グリーフワークが終盤に差し掛かってきた証拠なのかもしれないが 少し寂しい気もする。

お水取りの法要はパス! 観光客が集中している寺社仏閣もパス!
芽吹き前の若草山のいただきから 大和の地を俯瞰する方が ずーっと大和を身近に感じられてワクワクする♪
 


奈良と云えば 若草山 → 鹿 → 鹿せんべい → 鹿ふん・・・・・と来れば コレ↓しかないっしょ!



マンホールの蓋も 地域によってさまざま。



ひゅーひゅー吹きつける北風に震えながら寺巡りをする日があれば
ぽかぽか暖かな陽射しに誘われるように 鵜野讃良皇女(=持統天皇)を慈しんだ里を巡るのもまた楽しかろう♪



天武・持統天皇の陵も 正面を外して眺めれば只の里山の風景。
今回も二泊三日が限界だったけれど 明日香は史蹟を巡るだけでなく いつの日にか ゆっくり歩いて巡ってみたい魅力ある里♪