修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

どっぷり・・・

2012-12-12 | おはなし
国銅や 朱鳥の陵のいにしえの舞台を 今度は史実を元に復習中♪

     

奈良~平安と云う時代は あらぬ謀反の疑いをかけては 親兄弟をも亡き者としてしまうことが多かった時代である。 
もしくは 自死に追いやると云った 血で血を洗うようなドロドロした争いごとが絶えず繰り返されていたその時代 
死に追いやられた皇子・皇女や天皇・皇后たちが怨霊となり 陵墓を揺るがし 大地は火を噴き 雷鳴を轟かせていたと古事記等に遺されている。
天変地異の現象は 科学的に解明されている現代と違い 当時は怨霊の仕業と考えられ 都の平安を願って廬舎那仏の建立や 
霊鎮めが盛んに行なわれるが 一向に鎮まる気配はなく 疫病までも蔓延し 血で血を洗った側の都人に恐怖を与えていたことが察せられる。

その時代を読み解くための手掛かりに 日本の古代史年表と人物相関図はもちろんのこと 日本地図を広げて位置関係を確認し 
理科年表をめくって 火山の噴火や地震の起きた年代をチェックし 古事記から呼応する史実を拾い 実際に自分の目で確認してきた遺跡の記憶を辿る。
そのような面倒な作業が 面白くて近頃 どっぷり たぷたぷ・・・・・はまり 当分の間抜け出せそうにない。

こういう読書の仕方は 就寝前には向かず 図書館から借りた本を期限内に読了できず焦るが ヤメラレナイ!
それでも布団に入ってからも読み続けていたら 夢の中で『天智天皇』に『天武天皇』 ○○皇子は誰それの子で △△皇子の母は誰それで・・・・・
徹夜で日本史の勉強をしていたみたいに 朝から頭の中がぐちゃぐちゃして疲れるので 就寝前には読まないことにした。

その代りに この本↓を読むことにしたのだが・・・・・

     

50代後半の作家ソノミの日常を描いた小説なのだが ソノミとその母(80代前半)とのバトルの日々の記録でもある。
エッセイ風で軽く サクサク読める小説なので 就寝前にもってこいの本だと思ったが・・・・・

小説の中で 主人公のソノミが 「親が歳を取ってくるとね えっ こんな人だったのっていう 情けない発見が多くなるよね」
と 年老いた母親のことを友人に呟く場面がある。
また ソノミは こうも云っている。
「七十五歳を超えた頃から やたら不満ばかりをいうようになり・・・(略)・・・ただそのときの自分の感情だけで相手を罵る」 と。
妙にどちらも 我が母くそばばあとのバトルにシンクロして かえって眠りの波を遠ざけることになり 一気に読了してしまった。

いっそのこと 難解な本を読めば(開けば) 速攻で眠りの波に乗れるかもしれない。
就寝前に読む本選びは 簡単そうで難しい! 否 難しそうで簡単なのか???

いや その前に どっぷりはまらなければ とっぷり睡魔に呑み込まれているな 多分。

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