
新著「ハワイの不思議なお話」にも書いたのですが、私は画家にして歴史家の、ハーブ・カネさんが好き。今回のヒロ滞在中には、カネさん著の「Voyagersヴォエジャース」をついに買ってきました! この本は1991年に出版されたもので、古代ハワイの四方山話からハワイアンのカヌーにちなんだ逸話、はては自身の子供時代の思い出までが、カネさんの素晴らしいアートとともにまとめられた一冊です。皆さんも、ハワイの書店などで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
その中に、ゴーストストーリーと題して、ちょっと不思議な物語が紹介されていました。拙者「ハワイの不思議な…」の中でも、古代のハワイ島プナルウを描いたカネさんの壁画の中からハワイ語のおしゃべりが聞こえてきたり、壁画の中の女性が動いた、というカネさんの体験談に触れています(読んでくださいましたか?)。この話もそれと似通った、つまりカネさんの絵に魂がこもったのか? と思わせる、ちょっとコワイお話です…。
昔、オアフ島カネオヘのバーガーキングが開店した時。カネさんはオーナー会社からの依頼で、横幅6メートルの壁画を店に収めたそうです。その壁画は、古代の航海者、カハイの大型カヌーがカネオヘ湾に到着した様子を描いたもの(上の写真)。左手には、特徴ある小島、チャイナマンズ・ハットが描かれていますね。
その1年後のこと。カネさんはオーナー会社から、電話でこんな報告を受けたそうです。何でも新しいバーガーキングの店長は、ハワイに赴任して間もない人だったそう。その店長が言うには、店のスタッフの何人かが、「壁画が気になる、壁画に煩わされている」と訴えたとか。ところがその理由については、誰もはっきり説明できなかったそうです。
そのうち、店長にもこんな出来事が起きました。ある夜、店を閉め、電気を消そうとした店長。フと窓を眺めると。そこに若い女性が立っていました。その女性は窓の外の駐車場に立って、店長をジッと眺めていたのでした。
そして。なんとそれは、草のマットで作った腰みのを巻きつけた、壁画に描かれたハワイアン女性だったのです(カヌーの中央、左手の帆の前にいる女性)。店長はすぐに壁画を見て、そこに同じ女性が描かれているのを確認しました。急いでもう一度視線を窓に戻すと、女性はすでに消えていたのでした。
…どれほど店長が驚愕したかは、想像に難くありませんね。しかもそれは深夜のこと。広い店内には、ほかに誰もいなかったのですから。
翌日、その出来事の報告を受けたオーナー企業は偉かった! 店長の目撃談を笑い飛ばすのではなく、すぐにハワイ式の御払いをすることを決定したからです。1年前の開店時には、なぜか何の儀式も行われなかったそうですから、よほど店長の体験談が「効いた」のでしょうね。カネさんは残念ながら儀式に出席できなかったのですが、代理で立ち会ってくれた友人から、その儀式がきちっと正しく遂行されたことを聞いたそうです。それ以降は、壁画に絡まるおかしなことは全て止んだ、ということです。
…それにしても、カネさんの描く絵には、どんな力が篭っているのでしょう。絵に魂が篭り、人が動き出したり囁いたり。この点につき、本にはカネさんの考察が書かれていなかったのが残念です。もしもカネさんがまだ健在だったら、そのあたりも、ぜひインタビューしてみたかったものです。…昨年3月に亡くなったカネさんのご冥福を、心よりお祈りします。
私、この本ずっ~と欲しくて
先日やっと注文、
そろそろ手元につく頃なんです!
それから少し前の話ですが、
ダライ・ラマの記事のときに
ダライ・ラマ自伝の表紙の写真を
記事に貼っていましたよね?!
あのときも、丁度手元に
「ダライラマ自伝」がAMAZONから届いた時で
(それも私の発注ミスで買ってしまった)
JUNさんの記事、
タイムリーすぎてビビリました(笑)
ハーブ・カーネさん・・・
お会いしたい人の一人でした。
彼はタイムトラベラーか?と思ったときもありましたが
それ以上ですね。
そのうち、ハーブ・カーネ生存説とか流れたりして・・・
心よりご冥福をお祈りします。合掌
ハーブ・カネ、お好きなのですね。
私もこの本、欲しいと思っていて、でも絶版だと勘違いしていたんです。
そうしたら、ハワイ島ヒロのベイシカリーブックスというハワイ書籍の専門店から、絶版になったのはこの本ではなくて、その前にあったVoyage(Voyagerではなく)だと教えられ。
さっそく店にあったこの本、購入してきました~。あ、この本を元にDVDも作られていて、それがまた素晴らしいんですよ! それももち、購入。
あの方は本当、前世で全て見てきたっていう感じですよね。
でなければどうやって、あんな細部まで描けるのか。
昨夜はまた偶然にも、カネさんの生涯最後の作品、というのを見かけました。
この話はまた今度~。