森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

オアフ墓地ツアーに行ってきました!

2018年05月01日 | 歴史


皆さんはナネッタ・ナポレオンという歴史家をご存知でしょうか? あのフランスのナポレオン…とは一切関係なくて(ゴメンナサイ)、ハワイではお墓研究の第一人者として知られる学者さんなのです。

ナネッタさんは墓の第一人者というより、恐らくハワイでは唯一の墓研究者であり、時に「セメタリ―(墓)・レディ」なんて呼ばれることもあるほど。ハワイ中の墓を知り尽くし、ハワイの墓地を語らせたら、この方の右に出る人はいないでしょう。

ナネッタさんの名前はずっと以前から聞いていました…。いつか会ってみたいな、きっとすごく面白い話を五万とお持ちだろう、でも雲の上の偉い方なんだろうな~。そう思っていたのですが。

このたび、イオラニ宮殿のボランティアを対象にしたオアフ墓地ツアーがあり、ようやくお会いすることができました。会ってみると意外に若くてバイタリティに溢れ、大変気さくなオバサマという感じの方で! 「墓が大好き。墓地は野外博物館のようなものよ」と、目をキラキラさせて墓地を案内してくださいました。



このオアフ墓地はホノルル・ヌウアヌの丘にあり、我が家から徒歩20分くらい。1844年という、カメハメハ3世時代に創設されたハワイ最古の公共墓地なのです。

当時、ハワイでは捕鯨が盛んでした。ホノルル港には捕鯨船がたくさん入って来ていましたが、ホノルルで亡くなったアメリカ人船員を葬る場所は皆無(宣教師用の墓地はありました)。そんな理由もあって公共墓地が造られ、今に至っています。

その後、墓地は拡張され続け、今では18エーカーという広大な敷地に2万5000人が眠っています。ナネッタさんは同墓地委員会の委員の一人であり、(ハワイ中の墓地を研究はしていますが)この墓地が一番お好きだそうですよ。

オアフ墓地に埋葬されている人々の話はまた次回しますが、ナネッタさんのこんな言葉が印象的でした…。「初めてこの墓地を歩いた時、道路の名前がついた墓石がいっぱいあるなあ、と思ったの」。

それもそのはず。オアフ墓地には有名な方がいっぱい埋葬されていて、それらの方々の名前が、ハワイ中のストリートネームとして残っていますからネ。

それらのお墓の一部、次回でご紹介しますね。少々お待ちください~。

PS 今日はハワイではレイと花を愛でる祭典、レイデー! …本当なら、我が家はビショップ博物館の野外コンサートに行くはずで、チケットも買ってあったのです。ロバート・カジメロやケアウホウも出るんですもの、とても楽しみにしていました。それが、思いがけず風邪をひいてしまい、キャンセルすることに…。今、悔し涙にくれております。クヤシ~!



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