日本でもすでに報道されているように、ハワイ島東部の住宅地、レイラニエステーツがキラウエア火山の噴火で大変なことになっています。
現在、住宅地の8か所に亀裂が入り、煮えたぎる溶岩が噴出するという状況に、1700人の住人全員が避難中。これまで5つの住宅が焼け落ちたとのことです。
同地で活動中の消防士さんなども頭痛を訴えていたり、溶岩だけでなく有毒ガスの被害も憂慮されていますが、ドロドロ溶岩の動きは少しだけスローになった模様。もしかしたら明日にでも、住民の一時立ち寄りが許されるカモ、とのことです。
昨日からキラウエア火山国立公園も閉鎖中だったのですが、こちらももしかしたら、明日の午後ぐらいから再オープンされる可能性も。予断を許さない段階ですが、昨日よりは少し、状況が沈静化しているような印象を受けました。
…先ほどのTVニュースでは住民のコメントが紹介されていたのですが、相変わらず、火山の女神ペレの話がよく出てきますね。「ここが危険地帯だとは私達も知っていたのだし。ペレがここを吞み込むというのなら、それもまた仕方がない」。ハワイ島の溶岩地帯に住む人々の気持ちは、昔も今も、それに尽きますね。
ニュースの冒頭には「今日も人々はマダム・ペレから逃げるため、ナンタラ…」と言っていましたし、ハワイで神聖視されるティーリーフで包んだお供物をペレに捧げるハワイアンの様子も紹介されていました。
まあ、今起こっていることは火山島に住む人々の宿命ではありますが。これ以上、被害が広がらないよう、私もペレにお祈りしています。