森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

岩手から漂流してきたボート@ピア38

2012年10月10日 | 日記


この日曜日、家族で「ハワイ・フィッシング&シーフード・フェスティバル」に行ってきました。ホノルル港の第38埠頭はダウンタウンのはずれにあり、ふだんは水産市場やニコス・ピア38、アンクルズ・フィッシュマーケット&グリルがある静かな漁港ですが、日曜の人出は凄かったです! 魚や釣り、海洋関係のブースがたくさん出て、食べ物の屋台も多彩。

我が家もシェイブアイスを食べながら、展示をいろいろ見て回りました。シーフードの試食コーナー、ハワイで採れる魚の展示、魚拓のセクションもあって、楽しかったですよ! 大好きな貝殻を並べたコーナーも、美しかった~。





内部を開放している漁船もいくつかあった中で、私の注意を引いたのが、ひっそりと置かれていた下のボートでした。横には第三豊漁丸と書かれています。これ、先週マウイ沖で見つかった、日本から漂流してきたボートなんです。全長5メートル足らず。そう、昨年の津波でさらわれたボートで、ホノルル日本国総領事館によると、岩手県の漁港に所属するボートとの確認が取れたとか。



もちろん、このボートに乗っていた人が亡くなったわけではないのですが。何だかひと目見るなり、胸がいっぱいになりました。津波が港に押し寄せる、あの映像が思い出されたせいでしょうか。フとボートに手をかけるとその気持ちはいっそう強くなり、なんだかボートをなぜなぜしたくなりました。よく頑張ったね!

持ち主に連絡した結果、ボートは放棄されたとのことですが、この後ボートはどうなるのでしょうか? 楽しいことに混じって、海の資源のこと、津波のこと、いろいろ考えさせられた意義深い1日でした。

あ、以下は私が見とれた美しい貝たちの写真です。貝って…まさに海の神秘のかたまりですよね~。














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