今日はイオラニ宮殿でのご奉仕でした。2週間に一度ですが、朝の宮殿に足を踏み入れると、何だか気持ちが引き締まります! また帰ってまいりました、と、お辞儀したくなる気分です。
特に今日は、楽しみにしていた新展示がありました。「王座の間」にお目見えした、カピオラニ王妃のドレスです(冒頭の写真)。
残念ながらこれは、130年前に王妃が着られた本物…ではなくて、復元なのですが。イギリスのビクトリア女王の在位50周年の式典(1887年)にカピオラニ王妃が出席した際、着られたドレスを忠実に復元したものです。
なにせこれまでは白黒写真でしか見ることができなかったものなので、立体的な美しいドレスを見ることができ、感激しました!
ちなみにドレスのオレンジ色の飾りは、オオと呼ばれるハワイ固有の小鳥の羽と、その羽で作ったレイ。なのでレイ・フル・ドレスと呼ばれます(レイ・フルとは羽毛のレイのことです)。
オオはもう絶滅してしまったので、ドレスにはほかの小鳥の羽が使われていましたが、それはそれは美しかったです。
さて今回、初めて知ったことが1つ。何でもビクトリア女王は式典に世界各国の王族・皇族女性を招くにあたって、「御国らしい特色のあるドレスでおいでください」とお願いしたそうです。そのため、カピオラニ王妃も、ハワイの鳥の羽をデザインしたドレスを作ったわけですね。
イオラニ宮殿では今後、リリウオカラニ女王のドレスも含め、あと2着を復元して展示予定とのこと。まずは第一弾のドレス、ゆっくり見にいらしてくださいね~。
さてさて、気がつけば今日はもう、4月末日。今月中は、なんとか連日の更新を達成でき、感慨深いです…。だんだん中身が薄くなっていったことを、ここでお詫びいたします(ペコリ!)。
これからも、毎日とはいきませんが、くだらなネタも含めて更新していきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!