サガタ先生の日記

この日記はパソコン教室パイプラインとサガタ印刷共用です・・・ご了承ください。

クラウディアからの手紙

2006年02月14日 | Weblog
今日は生徒さんと一緒に「クラウディアからの手紙」と言うお芝居を見に行きました。



このお話は実話で、朝鮮でスパイ容疑でロシアに連行され、シベリア抑留された
日本人のお話。
同じ日本人の裏切りで罪なき人が囚われ、奥さんは頭を坊主にして男として
日本に戻る・・・。
男は色々な迫害を受け、死の直前まで・・・そこで知り合ったクラウディアと
生活を共にする。ロシア国籍をとり、結婚もする。そうすることで命が守られる。
クラウディアと生活して37年、妻と離れて50数年。
ペレストロイカがすすみ、共産国家崩壊。
男の自由が戻った・・・。
その時、クラウディアは日本領事館にかけあい、男を日本に・・・。
男は悩むがクラウディアは
「人の不幸せの上に
   自分の幸せを築くことはできない。」

と。そこで帰ることを決意する。


日本に戻って奥さんとの再会のシーンは実際の映像を流していました。
そこではウルウルしてしまいました。
その後、クラウディアさんと男は再会することが出来たようです。
今も日本で元気にご夫婦はお暮らしのようです・・・。



すごい話です。小説よりドラマティックです。
でも、ご本人達はとても辛い生活を長年されてきたんだと思います。
もう皆さん、80歳を超えてられるので、これからの人生をいいものに
していただきたいですね。




小説も出ているようなので興味を持った方は読んでみてください。
「クラウディアの奇蹟」




このお芝居の主人公は佐々木蔵之介さん。テレビで見ると老けて見えたのですが
実際は若くてきれいな顔をされていました。また、お芝居が上手い!
これからテレビでも注目しようと思います。

他は高橋恵子さん。この方も実年齢より若いですね。
斉藤由貴さんのお芝居は迫力がありました。



またまた、自分に置き換えると・・・
妻の立場。50数年もたって戻ってこられても・・・と思うかも
でも、きっと生きていてくれてうれしいのと、戻ってきてくれてうれしい・・・
そう思うんだろうなあ・・・とかすかに思いました。
クラウディアの立場。私だったら「きっと奥さんも再婚してるよ」とか
「もう死んでるかも」って日本に帰らせないだろうなあ・・・
それでは自分も幸せになれなんだろうか???
何より、全然違う答えを出した二人の女性の強さとけなげさに涙が出ました。





最後は・・・やはり戦争はいけない。
作らなくてすんだ不幸を作るのだから・・・・と思いました。



さて、明日は1日教室、私も頑張らねば!!
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