BGMがこれほど際立たせるものとは思いもよらず・・・
旅先での集合写真や記念写真などは
昔からせいぜいキャビネ判止まりで
忘れた頃に見開いては振り返る、手頃な手段でした。
最近は、パソコンに備わる数々の映像ソフトを使うと
そんな写真集もちょっとした映像アルバムになり
さらに卓越、気の利いた音楽にのせられたその画像は
景色も登場人物もまるで映画の主人公にさえなり得ます。
結婚式もこどもの運動会もビデオが当たり前となり
さらには会葬の場にまで異を唱えるとも無く
ポートレート風に故人の生い立ちの映像を流す趣向。
ある意味、どなたでもビジュアル化されつつあるようですが
ともなうその『BGM』の選択には配慮や気遣いを要し
“作り手”の感性や資質が色濃く顕れます。
時々手元に届く「海のポートレート」、
音楽に載せられて映し出すモノは
往時を懐古し美化させ、
自分たちがヒーロー、ヒロインに見えてくるのが
摩訶不思議
マイムービーなら
誰にも気兼ねなく、何度でも観られます。(R)