菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

過去の映画を見ること、すでに時間旅行。  『タイム・トラベラーズ』(1964)

2023年03月12日 00時00分28秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1691回

 

『タイム・トラベラーズ』(1964)

 

原題は、『THE TIME TRAVELERS』。
別題は、『原始怪人対未来怪人』(TV放送時)

 


製作国:アメリカ
上映時間:83分

 

スタッフ。

監督:イブ・メルキオー
製作:ウィリアム・レドリン
原案:デヴィッド・L・ヒューイット、イブ・メルキオー
脚本:イブ・メルキオー
撮影:ウィリアム・ジグモンド
音楽:リチャード・ラサール

 


出演。 (キャスト)<日本語吹替>

エリク・ヴォン・スタイナー博士  (プレストン・フォスター)
スティーヴ・コナーズ博士  (フィリップ・キャリー) <寺島幹夫>
キャロル・ホワイト  (メリー・アンダース) <北浜晴子>
ヴァーノ博士  (ジョン・ホイト) <宮内幸平>
ダニー・マッキー  (スティーヴ・フランケン)
ウィラード  (デニス・パトリック)

(フォレスト・J・アッカーマン)
(ジョーン・ウッドベリ)

 

 

物語。

とある大学の施設内にある研究所で、スタイナー博士と研究員たちがタイム視聴マシンの実験を行っていた。
紆余曲折を得て稼動実験を繰り返すうちに、マシンが正常に作動して彼らの前に移されたモニターに100年後の未来が映し出された。
しかし、その画面には自分たちが知っている地球の姿はもはやなく、荒れ果てた荒野が果てしなく続くのみ。
装置が偶然に作動しただけのため、研究員たちは急いでその未来のデータを記録することに熱中するが、その場に居合わせたダニーがあることに気づく。
それはそのモニターに映し出された映像は3Dで、実際に向こう側に移動できることに。

偶然、開発してしまった“時の門”を通って2071年の未来へ足を踏み入れた科学者たち。そこでは核戦争によって変異したミュータントがいるというSFアクション。

 

『火星着陸第1号』、『バンパイアの惑星』、『S.F.第7惑星の謎』等60年代の異色SFに“奇妙な味わい”を持ち込んだ脚本家I・メルキオーが『巨大アメーバの惑星』に続いて監督も兼ねたイマジネーション溢れる一本。

 

当時ならではの突飛な発想は、素晴らしいセンス・オブ・ワンダー。
どんどん展開していくのは、映画的な興奮をもたらします。
ここまで時間が経つと、低予算ならではのチープ感も逆に味。
それにより、コメディに変わる。
独特の人々の緩さはあれど、サスペンスはかなり強め。
後半の展開は、なかなか壮大でいいです。

TV放映時のタイトルに何が起きるか、まぁまぁ想像できるのも、時代性のお茶目ってことで。

画面に入るのは、『キートンの探偵学入門』の発展という感じもありますね。

この時代のSFは、科学に縛られ過ぎてない分、柔軟でいいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

最後に、早送りで、物語を見せることで、時間を表現。

 

 

 

 

 

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