表現のために、フィクションはリアリティと折り合いをつける。
子供向けアニメでの、殺人や暴力には文句を言わず、窃盗には文句を言う人がまあまあいる。
映画は、アートも娯楽になりえるし、娯楽もアートになりえるので、この区分ってどこか堅苦しい。
レア、ミディアム・レア、ミディアム、ウェルダンなんてのはどうかしらね。
寄生虫も帰省中。
今は2.5次元映画の時代なのだ。
娯楽の「娯」は「たのしむ」「たのしみ」という意味。
娯楽は「楽に楽しむ」「楽しみを楽しむ」ということ。
「楽しませろ」じゃなくて「楽しむ」という心も持ち合わせたい。
愛にHが付くとHAIと肯定される。
『悪は存在しない』と『ゴッドランド/GODLAND』はよく似ている。
自然と人間の関係、自然に見返される視点、登場人物の設定と配置、僻地に教会とグランピング場を建てる話、横位置でフォローし続けるカメラワーク、淡々と核心を突かずすれ違う会話。
まさに現在をつかまえる作家のシンクロニシティ。