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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

子怒苦(こどく)。  『ドント・ブリーズ2』

2021年09月05日 00時00分50秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1933回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『ドント・ブリーズ2』

 

 

 

最強の盲目老人と少女の家に敵が襲いかかるホラー・スリラー。

孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を描き、スマッシュヒットしたホラー『ドント・ブリーズ』の続編。
あまり前作とのつながりはない。

 

主役は、再びスティーヴン・ラング。

監督は、前作ではフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手掛け、本作が監督デビューとなるロド・サヤゲス。

プロデューサーのサム・ライミも続投。

 

 

物語。

あれから8年が過ぎた。
あの盲目の老人は、少女を強く、大切に育てていた。
だが、少女の周囲に不穏な影が伸びてくる。
それを呼び寄せたのは罪。

キャラクター創造・脚本:フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
前作と同じコンビです。

 

 

出演。

スティーヴン・ラング (ノーマン・ノードストローム)
マデリン・グレイス (フェニックス)

ブレンダン・セクストン三世 (レイラン)
アダム・ヤング (ジム・ボブ)
クリスティアン・サギア (ラウル)
ボビー・スコフィールド (ジャレド)
ロッシ・ウィリアムズ (デューク)
ステファン・ロードリ (ドクター)
ステファニーアルシラ (ヘルナンデス)

ディアアナ・バブニコワ (ビリー)

 

 

 

スタッフ。

製作:フェデ・アルバレス、サム・ライミ、ロブ・タパート
製作総指揮:アンドリュー・フェファー、リック・ジェイコブソン、スティーブン・ラング、ネイサン・カヘイン、ジョー・ドレイク、エリン・ウェスターマン

撮影:ペドロ・ルケ

美術:デイブ・ウォーレン
衣装:カルロス・ロサリオ

編集:ジャン・コバック
音楽:ロケ・バニョス

 

 

『ドント・ブリーズ2』を鑑賞。
現代アメリカ、最強の盲目老人と少女の家に敵が襲いかかるホラー・スリラー・アクション。
まさかの『ドント・ブリーズ』続編。ほぼ前作とのつながりはないけどね。
探索ホラースリラーの面白さは減ったものの暴力描写のアップグレードで補う。
前作よりは緊張感ないですが、鬼退治感で楽しむ。
監督は、前作ではフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手掛け、本作が監督デビューとなるロド・サヤゲス。そこに活路を見出したのねって技あり脚本。
やっぱ見所はスティーヴン・ラングによる最悪のブラインド・フューリー、気狂いデアデビルをまさかの主役化。悪役主人公ものは数あれど、よくぞ、という感じではある。さすがにちょっといい人になっているが。「でもなぁ」「でもなぁ」をぐるぐるさせて、許しながら見る。闇の世界の生存競争を眺める。前作も悪人対悪人だったしね。マデリン・グレイスの面構えがいい。彼女を主役として見るのが吉。
撮影はギリギリの暗さがいい。
もうちょっと音で遊んでもよかったかも。
盲目アクション大喜利を狂った倫理の中での凶暴な映像で悦に浸る。そっか、アレだから、息を止めろってことなのね。
そうそう、犬ものとしても続編だったりします。
加速する回転遊具にしがみつく車作。


 

 

おまけ。

原題は、『DON'T BREATHE 2』。
『息するな2』。

 

2021年の作品。

 

製作国:アメリカ
上映時間:98分
映倫:R15+

 

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント  

 

 

 

犬ものスリラーなら、『グリーンルーム』もオススメ。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

前の燃えた家は麻薬工場だった。
8年前に、ノーマン老人が燃やしたのだろう。
その時の火事で逃げ出したヘルナンデスが冒頭に倒れている。
0歳児の娘タラを奪っていったノーマン老人を追っていったのか。


フェニックスを麻薬業の両親から救い出したとはいえ、自分のためだった。

 

エンドクレジットのあとに、もう1シーンあります。
『3』の性s買うはまだ決まってはいませんが、その可能性をのこしたかったんでしょうね。
今作も興行成績的には黒字になりそう(予算が15億円と安めですし)なので、つくられそうな予感。

 

ノーマンは「レイプもした」と告白しているので、前作のシンディを犯したということよね。
娘が出来て改心した、とはいうから、もし、『3』をやるとしたら、贖罪の戦いか。
または定番の前日譚か。
狂気に陥る理由、その孤独、盲目になった理由みたいな彼の原点とか描くならやれそう。
でも、そうするとスティーブン・ラングが出せないから、現在と過去のカットバックで語るとかになるのかしら。『ソウ3』っぽくなるか。
または、今の技術で若くして、80~90年代のアフガン戦争に参戦してたとかにするのかな。
レイプの話もシンディではなく、戦争での話にするとか。そんで戦争の罪、権力の罪を批判する方向にもっていくというのもありそう。

 

フェニックスは本名のタラを捨てたけど、本当の父母は彼女の出生証明を出してなさそう。
災害とか産業が撤退して廃墟化したところを持って荒れた町ってのは、『1』で説明済みだし。
だから、ノーマンも生きていけてたんだろうし、フェニックスを町に出したくないのもそういう部分もあったんだろう。
そういや、『1』で狙われたノーマンの貯めていただろうお金をフェニックスは回収にいったのかね。

 

 

最後、殺虫剤なので「息を止めろ」ってタイトル大喜利の部分もあったんでしょうね。
とはいえ、息を止めてられる状況じゃないので、吸いまくってたけど。
他にも、部屋で死角に隠れたフェニックスのところ、温室で「娘じゃない」とばらされそうになるところ。
あと、最後の犬に指をなめられているときにも「ノーマンもう息するな」とも思っちゃったよね。

 

 

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