で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1056回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ヘッド・ショット』
『ザ・レイド』 のイコ・ウワイスが『マカブル 永遠の血族』、『KILLERS/キラーズ』のモー・ブラザーズとタッグを組んで贈るハード・バイオレンス・アクション。
記憶を失った主人公が愛する人を取り戻すべく、悪の組織相手にたった一人で立ち向かう壮絶な戦いの行方を描く。
監督は、ティモ・ジャイアントとキモ・スタンボエル(モー・ブラザーズ)。
物語。
男は頭部に銃弾を受けていた。
2ヵ月の昏睡の末に奇跡的に目覚めたが、全ての記憶を失った男は、女医アイリンの献身的な治療で少しずつ回復し、彼女は彼をイシュマエルと呼び、いつしか2人は惹かれ合っていく。
しかし、イシュマエルを撃った組織は男が生きていたと知る。
ボスのリーは、男をおびき出すためにアイリンを誘拐。
愛するアイリンを救い出すべく、思い出すわずかな記憶を頼りに組織を追い始める。
脚本は、ティモ・ジャイアント。
出演。
イコ・ウワイスが、記憶喪失の男/イシュマエル。
チェルシー・イスラン。
サニー・パン。
ジュリー・エステル。
スタッフ。
製作は、マイク・ウィルアン、スクデフ・シン、ウィッキー・V・オリンド、西村信次郎。
撮影は、ユヌス・パソラン。
アクション映画はカメラもアクションします。
アクションするカメラも堪能できます。
音楽は、ファジャール・ユスクマル。
頭部を撃たれ記憶の無い男を献身的に治療する女医の二人を組織が追うクライム・アクション。
イコ・ウワイス×モー・ブラザーズの世界最先端のアクション活劇。
緩急とか知るかとばかりに過剰な豪速球がノーコンでぶち込まれ、受ける側も三振覚悟の扇風機。
手に足に銃に刃に棒に石に拳に技で、胸の奥で血をガソリンに火が燃える。
ヒト蹴り行こうぜ!な弾作。
おまけ。
原題も、『HEADSHOT』。
『頭部命中』なことですが、意訳としては、『必殺』という感じですね。
上映時間は、118分。
製作国は、インドネシア/日本/シンガポール。
映倫は、R15+。
キャッチコピーは、「最強VS最悪」。
こういうのってワクワクします。
でも、悪どさって難しいよね。
ネタバレ。
いっちゃえば、イコ・ウワイス版『ボーン・アイデンティティ』。
犯罪組織の殺し屋と政府のエージェント、って違いはありますが。